2017年作品、アレクサンドル・ムロ監督、
フランス北部のルーベにあるモンテッソーリ学校の幼児クラスでは、子どもの自主性を尊重するクリスティアン先生の指導のもと、年齢の異なる28人の子どもたちがユニークな教具を用いて自由に学習する。
水差しの中身を測ったり、料理やアイロンがけをしたり、マットと格闘したり。教室に設置された小型カメラからは、子どもたちの自然な表情やはつらつとした姿、成長の過程で訪れる魔法のような瞬間が映しだされる。
これは興味深い作品でした。
監督はアレクサンドロ・ムロ、作品は初めての監督かもしれませんね。
今作は20世紀にマリア・モンテッソーリによって作られたモンテッソーリ学校の様子を数年間撮り続けたドキュメンタリーです。
対象は3歳くらいから、小学校に上がる前の、いわゆる幼稚園児の期間が対象のようでです。 ここはフランスのルーベ、普通の幼稚園のように学年別やクラス分けがなく28人が同じ教室で、オリジナルの道具だったり、いろんなものが置いてあります。
子供たちはそれに興味を持ち色々いじり始めますが、それを一人の教師、ここではクリスティアンという男性教師が一人と、補助の実習生のような方が何人かいて、基本は自主性だったり、歳が上の子が小さい子を教えながら過ごしていきます。
驚いたのは、マッチを吸って火をつけたりもできるということですね。 これは日本の幼稚園では考えられないことであり、ナイフやハサミを使うこともあります。 もちろん危険性の少ないものですが、ちょっと考えられない自主性でしたね。
また後半では年度が変わり、新しい年少者たちが入ってくると、いきなりの集団生活に初めは泣きじゃくる幼児たちが、だんだんと慣れてきたり、今まで年少だった幼児が今度は教える側に自然となっていく。
もう一つ面白かったのは、音を出さないシチュエーション作りでしたね。 幼児たちがいると煩いものというそういう環境とは全く違いますね。 いかに集中させることが、幼児教育に必要なのかがわかりました。
リスティアンは、
いかに子供たちを集中させるかが
子供たちは
集中すると
実は静かになる
年齢の上の子が教えていく
ほかの子は何をやっているのかを観察する