2020年作品、アントニオ・カンポス監督、 トム・ホランド ビル・スカルスガルド ライリー・キーオ ジェイソン・クラーク出演。
ウィラード(ビル・スカルスガルド)は南太平洋戦争でミラー・ジョーンズ軍曹が十字架にはりつけにされ、生きたまま虫が群がっている様子を目にしてしまう。 そんな経験を経たウィラードは退役軍人となって町に戻ってきて、ダイナーで出会ったウェイトレスのシャーロット(ヘイリー・ベネット)に恋をしてしまう。
しかし母親のエマはヘレン(ミア・ワシコウスカ)という女性と付き合ってほしいと考え、教会で紹介をする。 ただお互いに特に興味を示すことはなく、ウィラードはシャーロットと結婚し、ヘレンは牧師のロイ(ハリー・メリング)と結婚をする。
ウィラードとシャーロットの間に男の子が生まれ、アーヴィン(マイケル・バンクス)と名づけられた。 ウィラードは祈ることをあまりしてこなかったが、仲間が十字架にはりつけにされたところを見てからは、熱心に祈るようになっていた。 ウィラードとシャーロットはノッケンスティフに引っ越してきて、家を買うために節約をして、つつましく家族3人で幸せに暮らしていく。
1957年、アーヴィンは9歳になり、愛犬のジャックを大切にしている。 ウィラードたちはなかなか町に馴染めず、アーヴィンは学校でいじめられており、目にあざをつくって帰ってきた。 ウィラードが森の中に作った祈りの場所で、アーヴィンとともに祈る。
その背後で狩猟途中の男性2人組がウィラードたちを見てひそひそと話し始める。「きっとあいつの妻は家に一人でいるからやりたい放題だ」と。 アーヴィンがその2人に気をとられていると、ウィラードは真剣に祈れと息子に注意をする。 家に帰るとシャーロットはいつも通りに家事をしていた。安堵するアーヴィンだった。
アーヴィンは父親と一緒にドライブに出かける。 するとウィラードは急に車を止めて、祈っているときに馬鹿にしてきた例の男性2人組をぼこぼこに殴り倒してしまう。アーヴィンはそれが父親との最良の思い出となった。 家に帰るとシャーロットが倒れていた。医者によるとがんを患っているそう。 ウィラードとアーヴィンにできることは祈ることだけだった。
ウィラードは必死にシャーロットのために祈り、息子にも祈りを強要する。 それでもシャーロットの病状は悪化するばかり。祈るだけではだめだと気づいたウィラードは、大切なものを神に捧げなければならないと考え、そこで愛犬のジャックを殺し、祈りの場の十字架にはりつけにします。 アーヴィンはひどく傷付いてしまうのだった・・・
なかなかのキャストのNetflixオリジナル作品ですね。
監督はアントニオ・カンポス、記事にした作品はありませんでした。
主演はトム・ホランド、もう彼と言ったら今は「スパイーダーマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15087167https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15986213 ですね。
そしてビル・スカルスガルド、「IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/09/060000 が近作ですが。
戦争中にショッキングなものを見てしまい、ウィラードはそれがトラウマになります。しかし帰国直後に出会ったウエイトレスのシャーロットに恋をして、そして家庭を持つことができました。 しかし、何か自分の家庭をざわつかせることが起きると、彼の秘められた恐怖の裏返しのような行動に出てしまいます。
一方、同じダイナーで出会ったウエイトレスと結婚したもう一人の男・カール。 彼もまた不可思議でおかしな行動に出ていました。
今作は何か因縁のような展開をしていきますね。 親子二代で、因縁に取り憑かれたような世界と、そこに遭遇するカール、そしてその周りの家族たち。 誰もが幸せに手が届きそうですが、それがガラガラと崩れていく、何か悲しい長いドラマでした。
退役軍人のウィラード
妻は癌にかかってしまう
必死に祈るが
盲目的に奇跡を信じる牧師・ロイ
そしてカールもダイナーにいた彼女と一緒になる
ロイの後任で来た牧師は悪魔のような男だった
成長したアーヴィン