2019年作品、クリス・バトラー監督、ヒュー・ジャックマン ゾーイ・サルダナ ザック・ガリフィアナキス エマ・トンプソン声の出演。
ライオネル・フロスト卿（ヒュー・ジャックマン）は未知の生命体を探し求めていたが、一向に見つかる気配がなかった。 フロストのモチベーションは知的好奇心だけではなく、貴族仲間に自分の実力を認めさせたいという思いもあった。 特に、ライバル視しているピゴット＝ダンスビー卿（スティーヴン・フライ）の鼻を明かしてやりたいという思いが強かった。
そんなある日、ビッグフットが目撃されたという情報が飛び込んできたため、フロストは勇んで現地に赴くことにした。 出発前、フロストはピゴット＝ダンスビー卿から「ビッグフットの存在を発見できたなら、お前の実力を認めてやる」という約束を取り付けた。
現地に到着したフロストはついにビッグフットと遭遇した。 ところが、ここで想定外の事実が判明した。 そのビッグフット：リンク（ザック・ガリフィアナキス）は人間の言語を理解することができ、しかもフロストに情報を提供した張本人だったのである。
リンクはヒマラヤに住む親類：イエティを探すべく、フロストの力を借りたかったのだという。 フロストはリンクの願いを聞き入れることにした。 その頃、ピゴット＝ダンスビー卿はバウンティハンター：ウィラード・ステンク（ティモシー・オリファント）を雇い、フロストを殺害するよう命じていた。 ピゴット＝ダンスビー卿はフロストが貴族の名誉を汚していると思っており、彼を排除する機会を窺っていたのである。
フロストは元カノのアデリーナ・フォートライト（ゾーイ・サルダナ）がヒマラヤへの地図を持っていることを思い出し、彼女の邸宅を訪れたが、アデリーナは話をはぐらかすばかりであった。 そこで、フロストとリンクは夜中に邸宅に侵入し、地図を盗み出すことにした。
ドジを連発したものの、2人はやっとの思いで地図を入手することができた。 その途上、2人はアデリーナに見つかってしまったが、「アデリーナを旅に同伴させる」という条件で地図の持ち出しを許可してもらうことができた。 そこにステンクが襲来したが、3人はステンクに列車に乗ったと誤認させ、難を逃れることができた。
これは掘り出し物のアニメーション作品でした。
監督はクリス・バトラー、「パラノーマン ブライス・ホローの謎」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11013886 を記事にしています。 脚本参加の作品もあり、どれも秀作ですね。
フロスト卿役はヒュー・ジャックマン、声優としても作品はあるんですが、私は未見でした。
ザック・ガリフィアナキスは、「バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12920886 でジェイク役をしていました。
物語は助手と湖の太古の恐竜の創作をしていたフロスト卿。 なんとか写真に納めましたが、最後に攻撃されカメラが壊れたことで、証拠がなくなってしまいました。
過酷な挑戦に助手は辞めてしまい、たった一人で活動することになってしまった時、1通の手紙が。 それはビッグフットの目撃情報でした。 実はこのビッグフットは世界各所で目撃されており、彼は足型のレプリカを持っていました。 そして探検者だけが所属するクラブになんとか入会し、自分を認めさせるために捕獲に向かいます。
しかしそのビッグフットは英語を自在に話す、毛で覆われた存在でした。自分で売り込んだとのことでした。
今作はなかなかおもしろアニメーションでしたね。 ライカ・アニメはストップモーション作品を制作することで有名ですが、物語自体も面白く、今作もちょっと昔の時代で、未知のものを認めようとしない、封建的な存在との戦いがなかなか面白い設定でしたね。 時間のかかる手法ですが、背景も美しく、手間隙をかけている見応えのある作品です。
ビッグフットを求めて
フロストはアメリカに
そして現れたミッシング・リンク
しかし英語が自在に話せる！
ヒマラヤに行きたいということで彼女を頼る
そして3人は大旅行の末に
