人間たちには知られていないが、この世界には妖精と呼ばれる存在がいる。 妖精は人間から正体を隠し、あるいは人里離れて暮らしている。
小黒:シャオヘイ(花澤香菜)は子猫の姿をした妖精で、人間の子どもや化け猫のような姿に変化することができる。 人間の森林開発により住処を奪われた小黒は、子どもながらにひとり居場所を探して旅に出なければならなかった。
ある時、人間に襲われ危険に陥った小黒は同族の妖精である風息:フーシー(櫻井孝宏)に助けられる。 風息に連れられ故郷の森に似た隠れ処の島を訪れた小黒は、風息の仲間である洛竹:ロジュ(松岡禎丞)や虚淮:シューファイ(斉藤壮馬)と出会い、あたらしい家が見つかったと喜ぶ。
筏で陸地を目指す途中、小黒が捕獲対象ではなかったと気づいた無限は詫びとして小黒に異能力の扱いかたを教えると申し出る。 その申し出を利用し逃げようとする小黒だが、幾度となく捕まり逃走は果たせない。 しかし互いに誤解と不信感からはじまった両者の関係は、ふたりで旅を続け小黒が徐々に世界の広さを知るにつれて変化していく。
やがて無限に対する見方を変えつつある小黒だったが、風息が小黒を取り返しに現れ彼の本当の目的を明らかにすることで、事態は意外な展開を見せる。
これは秀作でした。 面白かった!
監督はMTJJ木頭、初めて作品を見る監督ですが、MTJJ、木頭と表記はいろいろですね。
吹き替えで見ましたので、シャオヘイ役は花澤香菜、「どうにかなる日々」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/30/060000 が近作です。
フーシー役は櫻井孝宏、上記作品にも出演していましたが、「ぼくらの7日間戦争」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/15/060000 も出演でした。
ムゲン役は宮野真守、「二ノ国」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/01/060000 が近作です。
物語は、黒猫の姿を普段はしていた妖精のシャオヘイ:小黒でしたが、ある日人間にいきなり襲われます。 それを救ってくれたのが、同じ妖精のフーシーで、自分たちのいる村に案内してくれます。 そこは自然がいっぱいのシャオヘイにとっては居心地のいい場所でした。 ずっとここにいていいと言われ仲間もできて喜ぶシャオヘイでしたが、そこにいきなり現れた人間なのに強大な力を持ったムゲンでした。 そしてシャオヘイは連れ去られてしまいます。
今作はもともとwebで公開されていた作品で、今作はその前日譚になっているようです。 これはなかなか良くできたアニメーションで、これが前日譚であるなら、本編が見たくなりますね。 どこかで配信の権利を買って、吹き替え版を見たいですね。
最悪字幕版でもいいんですがね。
子猫のシャオヘイ
フーシーに救われ
一緒に住むことを誘われる
しかしムゲンに捕まり
館に連れていかれる途中
だんだんと彼に惹かれていく