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巷説百物語 狐者異(こわい)

2005年作品、堤幸彦監督、渡部篤郎 小池栄子 吹越満 大杉漣出演。

残虐非道な押し込み強盗で江戸の町を心胆を寒からしめていた極悪人、祇右衛門が三度目の打ち首となった。 小悪党の又市(渡部篤郎)は何度首を落とされてもその度甦る祇右衛門を餌に、魔除けと称して怪しげな護符を法外な値で売りつけている。 
一方、ひょんなことから又市と知り合った物書きの百介(吹越満は、又市と関わりがあるらしい娘、おぎん(小池栄子のことが気にかかっていた。 それというのも、実の母の命を奪った敵であるはずの祇右衛門の墓に、おぎんが手を合わせているのを偶然見てしまったからだ。
そんなある日、祇右衛門の晒し首をおぎんと見物に出かけた百介は、そこで祇右衛門の取調べを負う与力、笹森(島田久作)と出会う。 百介は笹森の姿に気づいたおぎんがとり乱すのを見て一層疑問を深くした。 謎が深まる中、祇右衛門が三度甦り、江戸の町をおびやかす。又市は一連の騒動の裏に仕組まれた企みを解き明かすべく、立ち上がる。
 
原作は京極夏彦ですね。
監督は堤幸彦、「人魚の眠る家」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15772243 を記事にしています。
主演は渡部篤郎、「マスカレード・ホテル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15842029 に友情出演をしています。
そして小池栄子、「グッドバイ ~嘘からはじまる人生喜劇~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/25/060000 が近作ですね。
 
さてWOWOWドラマで2作作られた、1作目です。
ちょっと怖い現象のような今でいう死刑囚の祇右衛門。 今まで打ち首となっていますが、その都度蘇りまた悪事を働くという、不死の男。 そんなことが本当にあるのか?そんな祇右衛門のことで商売をしようとする子悪の又一。 一方物書きの百介は又一とかかわってしまい、この祇右衛門の事件を調べ始めます。
しかしおぎんは何かを知っているようで、どうやらこの事件には裏がありそうな予感が漂ってきます。
 
さて、堤監督らしい、ちょっと笑いもちりばめながらの時代ものですが、濃いキャラのオンパレードの中で、何度も生き返る極悪人と、その企みにある人物がかかわっているというお話です。そしてそれにかかわってくる不器用ですが真面目なお役人。だんだんと盛り上がってくる展開でした。
 

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百介は役人に依頼をされる

 

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本当に打ち首になった人間が生き返るのか?

 

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そして又一とおぎんは何かをつかんでいく

 

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