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魔性の夏 四谷怪談より

1981年作品、蜷川幸雄監督、萩原健一 高橋惠子 夏目雅子 石橋蓮司 勝野洋 小倉一郎 赤座美代子 鈴木瑞穂 森下愛子出演。

ある夜、伊右衛門萩原健一)は、自分の旧悪を知っている妻、いわ(高橋恵子)の父、四谷左門(鈴木瑞穂)におどされ、闇討ちにした。 その頃、伊右衛門の仲間の直助(石橋蓮司)は、恋の遺恨から、佐藤与茂七(勝野洋)を殺そうとした。 しかし、殺されたのは、人違いで与茂七の仲間だったが、直助は気づかなかった。 いわとその妹で与茂七の妻のそで(夏目雅子)は、父や良人を失って悲しむが、伊右衛門と直肋は、何喰わぬ顔で仇討の助太刀を約束する。 しかし、伊右衛門といわの仲は次第にまずくなっていく。 そんな生活の中で、伊右衛門は隣家の伊藤喜兵衛(内藤武敏)の娘、うめ(森下愛子)と恋仲になっていった。 喜兵街は娘可愛さから、いわに毒薬を飲ますように伊右衛門をそそのかす。 乳の出る薬と信じて毒薬を飲んだいわは、醜悪な顔と化していく。 さらに伊右衛門は岡場所の主人、宅悦(小倉一郎)に間男まですすめ、うめと祝言をあげてしまう。 そして、怨みの中で死んだいわを、伊右衛門は戸板に打ちつけ、川に流してしまう。

監督な蜷川幸雄、監督作の記事はありませんでした。
主演は萩原健一、「八つ墓村」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15234552 他数作出演作の記事を上げています。
高橋恵子は、「アナログ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/12/060000 に出演でした。

四谷怪談」は何度も映画化されていますし、いろんなアレンジ作品もありますね。 白石晃士監督作品でも、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪い」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13283614 がありましたね。


今作は、ちょっと蜷川監督ならではの脚色で、男と女の色恋と、仇討ち、身勝手な伊右衛門の姿が結構辛辣というか、いかに軽薄な男だったのか? という感じで描かれています。 また階段ちっくなところは最小限という感じで、でもしっかり怖く描かれたいて、最後は物悲しさもありましたね。独特な“四谷怪談“でした。