anttiorbの映画、映像の世界

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パッチギ!

2005年作品、井筒和幸監督、塩谷瞬 高岡奏輔 沢尻エリカ 楊原京子出演。

1968年の京都。 府立東高校と朝鮮高校の学生同士が抗争を繰り広げていた。 日頃から争い事が絶えない理由の根幹としては国籍差別、在日差別があるからだ。 朝鮮高校に通う者は在日韓国人としてプライドをもっている。 その上に若さのエネルギーが加わり抗争が繰り広げられた。
そんな中、府立東高校に通う松山康介(塩谷瞬は近隣にある朝鮮高校にサッカーの練習試合を申し込む事になった。 朝鮮高校に行き音楽室でフルートを演奏していたリ・キョンジャ(沢尻エリカを見かけて一目惚れ。 松山康介はリ・キョンジャと親しくなりたいがためにギターを購入して、坂崎(オダギリ・ジョー)からギターの教えを乞う。 彼女が演奏していた「イムジン河」の練習に取り組みながら韓国語の修得も必死に励んだ。 康介の努力の甲斐もあり二人は徐々に距離を縮める。
しかし、二人の間には大きな問題があった。 リ・キョンジャの兄:リ・アンソン(高岡奏輔)は朝鮮高校の番長だった。 両校の険悪さは止む事なく喧嘩の末に喧嘩で負傷した朝鮮高校の生徒が交通事故に遭って亡くなってしまう。 松山康介とリ・キョンジャの関係はどんどん深まってゆく。と同時に差別問題による両校の溝も深みを増してゆく。
果たして二人の恋の結末は…。そして両校の行く末は…。
 
これは笑いの作品であり、今も横たわっている在日の問題も扱っていますね。
監督は井筒和幸、「黄金を抱いて翔べ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7769555 を記事にしています。
主演は塩谷瞬、「アウターマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14962485 を記事にしています。
そして今は一切芸能界から身を引いている沢尻エリカ、「クローズド・ノート」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/4548124 と今作が私は好きですね。いつの日か…
 
物語は、差別感情から、抗争をしている2校の状態。 しかし東校の松山康介が、朝鮮高校のリ・キョンジャに一目ぼれをしてしまいます。 そこから彼はギターとハングルを一生懸命勉強していきます。 そしてだんだん理解されてきたと思っていた康介でしたが、そこには大きな溝があることがわかってきます。
今作は、楽しいシーン、ジーンと来るシーンといろいろありますが、在日という立場の朝鮮人の差別との闘いがベースにしっかりと描かれていますね。 「焼肉ドラゴン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15549676 でも感じましたが、歴史的に生じてしまった二つの民族のはざまの在日の方たち、恋愛も生じますが、乗り越えなければならない、大きな隔たりは今もあるんでしょうね。
民族的には私も隔たりは感じていますが、映画としての韓国作品は素晴らしいと思いますが。
 

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美しいリ・キョンジャ

 

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吹奏楽をしている

 

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彼女に一目ぼれ

 

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そして、康介は彼女にアタックしたくなる

 

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それは韓国の歌を覚えること

 

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しかし兄は朝鮮高校の番を張っていた

 

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