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失われた少女

2018年作品、アレハンドロ・モンティエル監督、ルイサナ・ロピラト アマイア・サラマンカ ラファエル・スプレゲルブルド ニコラス・フルタード出演。


14年前、コルネリアという少女が社会学習で訪れたアルゼンチンで行方不明となり死亡扱いとなった。
コルネリアの母クララ(Mara Alberto)は遺体が見つからなかったことから単なる事故死では納得がいかず、コルネリアの親友であり刑事でもあるマヌエラ(ルイサナ・ロピラト)に捜査するように何度も頼んでいた。
コルネリアの追悼ミサで使用されたコルネリアの写真が、初めて見る写真だったため、違和感を覚えたマヌエラは翌日その写真を調べに行くが、家族と名乗るスキンヘッドの男に既に持ち去られていた。
そして、14年前の社会学習で共にアルゼンチンを訪れたかつての友人たちに話しを聞きに行くマヌエラ。 しかし、友人のレオノーラ(Laura Laprida)はコルネリアの事件を既に過去のものとして扱い、息子のロドリゴ(Benjamín Otero)の事が気になって仕方がない様子だった。
スキンヘッドの男ことアダルベルト(カルロス・アルカンタラ)と、アダルベルトにコルネリアの写真を取りに行かせた謎の女シレナ(アマイア・サラマンカ)は少女たちを売春させている。
7年前、売春組織のエジプト人に用済みとして始末されそうになった売春婦のシレナを助けたアダルベルトは、同じく売春婦のルクレシア(Arancha Martí)と共にエジプト人を追い、アルゼンチンへと渡った過去があった。
検察官からの取り調べを無視し、突っかかる相棒のマルティンを攻撃したことで職場での立場が危うくなるマヌエラは上司のラモンにある可能性を示す。
コルネリアは14年前、宿からマヌエラたちと外出した後、一度宿泊した宿に戻り、その後に森へと出かけ行方不明となったとされていたが、そもそも外出後宿に戻ってなどいないのでは、とマヌエラは当時コルネリアの捜査をしていたラモンに疑問を投げかける。
かつて、マヌエラは事件の捜査をするラモンに教えを請い、警官となった過去があり、彼のことを絶対的に信頼していた。 しかし、ラモンはマヌエラの発言を取り合おうとせず、自力での捜査を進めざるを得なくなったマヌエラは、当時の自分と友人たちの取り調べ記録を確認する。
コルネリアを含んだマヌエラたちは宿から外出後、バーでお酒を飲んだ後、宿の女将の息子アリエル(Juan Ignacio Cane)のトラックで外出後、同トラックで宿に戻り、翌朝コルネリアがいなくなったことに気が付いたと証言していた…


アルゼンチン映画ですが、ねっとりしている行方不明事件でした。
監督はアレハンドロ・モンティエル、脚本家として数作作品がありますが初監督作品でしょうか?
主演はルイサナ・ロピラト、初めて見る女優さんですね。 小柄でしたが奇麗で、アクションもこなしていました。
アマイア・サラマンカも初めて見る女優さんですね。 ホラー作品にクレジットがあります。
カルロス・アルカンタラは今作ではスキンヘッドで、重要なキャラでしたが、彼も初めてですね。


物語は14年前の少女失踪事件から始まります。 そして親友だった女の子が刑事となります。 失踪した少女の母が、彼女の依頼をしてきます。

ただ、もう時間も経っていることから、彼女がほぼ独断で過去の掘り出しから始めます。 執念はあり、やはり親友の消息を知りたい通称ピパは、一応相棒の刑事が付けられ事件を追っていくんですが。


今作は、まず失踪したコルネリアが生きているのかどうかが問題ですね。 たいがいはもうこの世にいない感じが漂いますが、それと売春組織が絡んでくることで、悲しい生存説が漂ってきます。

生きているということが逆に家族を不幸にするかもしれない、こういうお話もあるようですね。


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親友が失踪

 

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そして刑事となった

 

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マヌエラが

 

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事件を追う

 

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しかしなかなか掘り出すのが困難

 

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そして彼女は一人で真相を追う

 

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