2015年作品、小西未来監督、フィリップ・ハーパー ジョン・ゴントナー 久慈浩介出演。
ここ数年、日本酒は日本だけでなく、世界中で寿司と共に人気を博している。 ミニマムでシンプルな外観の美しさの奥に多様さ、複雑さ、そして芳醇な文化的背景を隠している日本酒には、大いなる魅力と曖昧さに溢れた深遠な世界が広がっている。
本作では、外国人として史上初めて杜氏となり、新商品を次々に世に送り出しているイギリス人フィリップ・ハーパー、日本酒伝道師として、日本酒ワークショップや本の執筆などを通して日本酒の魅力を世界へと発信し続けているアメリカ人ジャーナリストのジョン・ゴントナー、そして震災に揺れる岩手から世界中を飛び回り自ら日本酒の魅力を伝えている老舗酒蔵を継ぐ南部美人・五代目蔵元の久慈浩介の3人のアウトサイダーたちの挑戦と葛藤を通し、日本だけにとどまらず、世界で多くの人々を魅了する日本酒の世界を紐解いていく…
これはシリーズになって行くんでしょうかね?
監督は小西未来、今作と続編の2作がありますね。
日本の“酒”のドキュメンタリーですが、字幕が多く、初めは外国人監督の作品かと思いました(^^)
私は日本酒は苦手なんです。 というのは周りには酒豪が多く(^^)お得意様も新潟の人で、レベルが違うんです。 だからついて行こうとすると、すぐに酔っぱらい、そして悪酔いしてしまうんですよね。 二日酔いになる前に、全部…
しかし一度は日本酒に挑戦しようとしたことはあるんです。 でも、なかなか続かずやはりビールと焼酎に逃げてしまうんです。
でも、今作を見ると、また次作を見ると、またこの年でももう一回挑戦しようかと思ってしまう、誘惑にかられる作品です。
南部美人の蔵元久慈浩介氏が、人間味豊かなんですね。 そしてハイライトというか、彼は東日本大震災という大きな困難を乗り越え、被災地のものを買って、飲んで、楽しんで、復興に協力してください、という新しいパターンを発信した人でした。
当時は自粛、自粛という機運があり、何でも控える、お花見も控える、そんな風潮でしたが、被災していないところではお花見をして、ぜひ被災地のものを買って応援してください、これが一大潮流になって行きました。
今は新型コロナでそれさえもできませんが、何らかの方法があるんじゃないかな? と考えさせられる作品でもありました。
久慈氏は
震災を乗り越え
新しい酒造りを記念する人も
日本の酒に魅了される
外国人の方もいる
そして日本から世界に発信