anttiorbの映画、映像の世界

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21世紀の資本

2019年作品、ジャスティン・ペンバートン監督、トマ・ピケティ スレシュ・ナイドゥ ブライスエドワーズ ポール・ピフ出演。


2014年に日本でも発売され、一大ブームを巻き起こした経済学書21世紀の資本』。 フランスの経済学者トマ・ピケティが執筆し、“史上最も重要な経済学書” として世界中から称賛を集めた。 その一方で、700ページという超大作のため、完読が難しいことでも有名だ。

そこで、著者ピケティ自身が監修から出演まで務め、一般の人も五感だけで理解できるように完全映画化。 難しい数式などは使わず、著名な経済学者とともに、本で実証した理論を映像で表現した。「ウォール街」「プライドと偏見」「レ・ミゼラブル」「ザ・シンプソンズ」といった映画や小説、ポップカルチャーなどをふんだんに用いて、過去300年の世界各国の歴史を“資本”の観点から切り取って見せる。

“働いてもお金持ちになれないのはなぜか?”、“社会の何を変えなければいけないのか?”……。 21世紀を生きる私たちが知らなければならない最重要課題が次々と明かされてゆく。 世間に渦巻く格差社会への不満や政治への不信感、誰も教えてくれなかった答えがここにある。 昭和の高度経済成長や平成のリーマン・ショックの真相にも迫る必見の経済エンターテインメント。


これは身に染みるドキュメンタリーでしたね。
監督はジャスティン・ペンバートンドキュメンタリー監督ですが、日本公開作品は初のようです。
そして原作者のトマ・ピケティも共同監督と出演をしています。


21世紀も20年が経とうとしていますが、この作品が、今この世界を危機に落とす新型コロナが蔓延しているときに公開されていること自体、なんか皮肉ですね。
原作を読むのはつらいでしょうが、この映画を見ると、ピケティ自身も出演し、解説をしてくれます。
20世紀は、激動の世紀だと言われていました。 2度の世界大戦があり、帝国主義の次に来たのは東西冷戦。 そして東陣営が崩れていき、資本主義が世界をリードしていき、民主主義が発展するかと思いきや、今は国を上回る資本を持った長大企業が、昔の帝国主義を、経済の世界で幅を利かせている。
700ページの原書は読むことは難しそうですが、やっぱり21世紀も難しい世紀になりつつありますし、今世紀もまた激動なんでしょうね。

 

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作者のピケティ

 

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資本主義という新帝国主義

 

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貧富の差は広がり

 

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世界が不安になると金の価格が上がる

 

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東西冷戦末期

 

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二人の強い政治家が現れる

 

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しかし、その後リーマンショック

 

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