anttiorbの映画、映像の世界

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教場 前編

2020年作品、中江功演出、木村拓哉 工藤阿須加 川口春奈 大島優子出演。


神奈川県警察学校の初任科短期課程第198期、植松教場の訓練生は入校から1カ月、警察手帳を貸与され担任教官の植松(筧利夫)、助教の服部(佐藤仁美)、実技担当の須賀(和田正人)の各教官の元で厳しい訓練を受けていく。

そんな中、教官の植松が病気で入院して休職。 植松が復職するまでの間、代理としてやってきたのは風間公親(木村拓哉)という白髪交じりの初老の男性教官。 右目は義眼、一切笑わず、「警察学校は、警察官として適正のない者を古いにかける場」という信念を持ち、適性の無い者には容赦なく退校届を突き付ける冷徹な人物である。
宮坂定(工藤阿須加)は、職務質問の授業で下手なふりをした。 平田和道(林遣都)より下手に。 その行動が「自分を見下した」と感じた平田は、宮坂と心中しようとする。 方法は、硫黄入りの入浴剤と、酸性のトイレ用洗剤を混ぜて「有毒ガス」を発生させるもの。
しかし風間公親(木村拓哉)が事前に2つのこと:入浴剤の持ち込み+トイレ用洗剤の紛失を結び付けて危険を察知。 トイレ用洗剤を水にすり替えていた。 宮坂は、平田の父に助けられた恩があったから、平田和道のことを助けていたつもりだった。 それが仇となった。
平田は退校となった。
岸川沙織(葵わかな)は気弱な性格。 裸の絵を描かれてからかわれた時など、楠本しのぶ(大島優子)になんとかして、と頼ってしまう。 仲が良い関係だった。 沙織は脅迫めいた手紙に悩まされていて、しのぶに相談。 しのぶは犯人を自白させる牢問のひとつ、石抱きを教えた。それは正座している太ももに重い医石を乗せることだった。
階段に座る沙織の太ももに座ったしのぶ。 突然、驚いて離れて去っていく沙織。 脅迫する手紙についていたミントの香りが、しのぶからもしたのだ。
風間には見抜かれていた。 そんな中、立体駐車場でパレットが動いて、挟まれた。 沙織が立ち去るのが見えた。 外出のため早めにもらっていたスマホを通して風間教官に連絡。 かけつけた風間だったが挟まったまま助けてくれなかった。
沙織を脅したり、優しくして心を揺さぶったのは自白させるため。 しのぶの恋人を車でひき殺した犯人の車が沙織と同じものだったから…


映画作品にしてもいいくらいのなかなかの新春のドラマでした。 まずは前篇を。
演出は中江功、「ロック 〜わんこの島〜」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/6971296 という映画作品で監督をしています。
主演は木村拓哉、映画としては「マスカレード・ホテル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15842029 ですね。もう1年前となります。
そして工藤阿須加、「ちょっと今から仕事やめてくる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14947452 以来あまり見かけませんね、映画では。
川口春奈、今や時の人ですね。この後大河に急遽出演になりましたね。「一週間フレンズ。」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15843507 では、なかなかの難しい役をしていました。


物語はある日いきなりやってきた冷徹な教官と、警察学校の生徒たちのお話です。 その中でまず目立ったのが宮坂でした。 いきなり授業である行動をしてしまいます。 そして逆恨みをされてしまうんですね。 さらに宮坂はある感情を持ちながら入所してきたんですね。
でもそれはここいろんな感情を持っているのはほかの訓練生も一緒です。


今作は前後編、なかなか緊迫感のあるドラマになっています。 極めつけは退所届を絶えず突きつける風間の姿ですね。 もちろんおとなしく出す訓練生はいませんが、中には言われた通り届を出さざるを得ない訓練生も出てきます。
後編も楽しみです。

 

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風間がやってくる

 

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風間宮坂は彼を意識する

 

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楠本も風間が気になる

 

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そして厳しい彼の指導が始まっていく

 

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