anttiorbの映画、映像の世界

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ロック ~わんこの島~

2011年作品、中江功監督、佐藤隆太麻生久美子土師野隆之介出演。

2000年、三宅島噴火、それは三宅島島民にとって過酷な体験だった。 三宅島で民宿 「たいよう」 を営む野山家。 小学生の芯(土師野隆之介)は、ここで父・松男(佐藤隆太)、母・貴子(麻生久美子)と共に暮らしている。
祖母・房子(倍賞美津子)の家で飼われている、老犬ハナが子供を産んだ。 高齢の出産なので子犬はどれもダメだと思われたが、ただ1匹だけ目を開けた。
「ロック」 と名付けられ芯が育て、面倒を見ることになった。 ついうっかりサボったとき母に捨てられてしまい、慌てて芯は迎えに行った。
次やったら今度は食べてしまうよ! 母に脅かされて芯はしっかり面倒を見ることを約束する。 それからというもの芯は一生懸命ロックを育てていくのだった。
ロックはすくすく育ちだんだん大きくなっていった。 ここ三宅島は火山島で、約20年に1回大きな噴火がある。 そして今回の大噴火は、6月くらいから群発地震が始まり、7月に水蒸気爆発が起こった。 そして8月10日山頂から大噴火が起こった。
そこでまず、子供たちから島を離れることになった。 今までロックの面倒を見ていた芯にとって身を切られる思いだったが、ほかの児童たちといよいよ出発のその日、港へ行くバスに乗り込み走り出したその時、ロックはバスのあとを必死に追いかけてきたのだった。
どこまでもどこまでも、ロックは泣いていたんだろう、叫んでいたんだろう、どんどん遠ざかる愛する芯のために・・・

めざましテレビから派生したドラマの映画化と聞いています。 いつもお世話になっているブロ友さんの記事で紹介されていて、見たかった映画でした。
2000年なんてついこの前と思っていましたが、島民の方には申し訳ないことに、すっかり失念していました。
4年にわたって故郷に帰れないということは、大変なご苦労があったことと思いますが、ロックを通じて家族の絆が深まっていく姿がよくわかる作品でした。
母・貴子役の麻生久美子さんの明るさが何といってもいいですね。 「アチョー!」がすべてを吹っ飛ばしてくれます。 前から犬を飼いたい気持ちは持ち続けていますが、こういう映画で今は我慢ですね。
でもラストの再会シーンはたまりませんでした。 いまはもうロックは永久の眠りについているとのことですが、素晴らしい映画を残してくれたと思います。

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老犬が子供を産んだ
 
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ロックと名付けられ、芯が育てることになった
 
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時々世話を忘れる芯
 
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しかし大きな噴火が
 
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ロックとの悲しい別れ
 
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