2020年作品、英勉監督、高杉真宙 町田啓太 小木博明 上地雄輔出演。
2003年、バブル崩壊後の建設業界である日、アニメ『マジンガーZ』の出撃シーンで目にする地下格納庫兼プールを、マジンガーZが格納されている光子力研究所の所長・弓教授から発注を受けたという設定で、現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるかを検証するウェブ連載を広報グループ長(小木博明)が提案する。
最初はいやいやながらプロジェクトに携わっていた広報グループの若手社員・土井航(高杉真宙)は、社内外の技術者たちの熱意や、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う姿を目の当たりにするうち、意味がないと思っていた業務に本気で取り組むようになる…
ほぼ実話というのが素晴らしいですね!
監督は英勉、「映画 賭ケグルイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15956701 が近作ですね。
主演は高杉真宙、「見えない目撃者」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/10/060000 が近作となります。
小木博明は役者として、映画作品は初めて見るかもしれません。
物語はいきなり、アサガワ課長が土井に“マジンガーZ”の話を切り込みます。 もちろんリアルタイムではない土井ですが、一応知っていますし、ベッショも話に入ってきて、オタクのチカダ、前の席に座っていたエモトも話に入ってきます。
そしてアサガワが言い出したのは、このオープニングのプールが割れてマジンガーZが出てくるところを実際に作るということでした。 しかし発注を受けるまでで、そのための見積もりを作成する、しかし空想世界からの発注があるということで、大真面目に試算のための調査が始まります。
初めは、アサガワとチカダの二人が盛り上がっているだけでしたが、ベッショも、そしてなんと一番やる気のないエモトも掘削のスペシャリスト・山田と出会ったことから急に本気モードに。 そしてとうとう、ダム設計の第一人者・フワから声をかけられ、彼も一番の問題点のプールが割れる箇所に没入していきます。
今作は、信じられない実話のお話というのがいいですね。 私の世代には当たり前のヒット作品ですが、今の世代もDVDがあるので、結構浸透しているアニメですね。
でも空想世界のいろんなメカ、設備を実際に作ったら、何が問題で、いくらかかるのか? しかしちょっと感動するのは、こんなファンタジーの世界に乗っかってくれた他企業があったことですね。 ここは結構感動的なシーンで、さらに言えば、日本のダム建設の技術の底深さ、環境問題とかいろいろ悪ものにもなったダム建設ですが、そこに蓄積された日本の技術はやっぱりすごいんだと感じますよね。
アサガワから始まり
ドイがまず口説かれ
ベッショも続き
エモトも参加
掘削のヤマダも
ダム職人のフワも参加