警察学校に通いながら、警察官を目指していた浜中なつめ(吉岡里帆)彼女。 正義感と芯の強さがある彼女は、どのような事態にも真剣に、そして持ち前の強さで熱血に挑んでいて、学校では総代を勤めるほどだった。
しかしそんな彼女の人生を大きく狂わす事故が起きてしまう。 それは当時高校生だった弟をよる迎えに行った時のことだった。 遊びたい盛りの弟を叱りながら、運転席の下に落ちたアクセサリーを拾おうとした時、誤って事故となり、そのショックで視力を失い弟を車の中から助ける事が出来ず、車は炎上してしまった。
それから3年。 失ったのは、視力、警察官への道だけではなく、生きる活力だった。心療内科に通い、盲導犬のパルと共に、淡々と暮らす日々となってしまい、弟の墓参りにも足がすくんでしまうのだった。
とある日の夜、彼女はパルと共に接触事故に遭ってしまう。 音からすると、スケボーの音が聞え、車とそのスケボーに乗っていた人物がなんらかを話していたが、そのあと車に近づいた時、彼女の研ぎ澄まされた聴力によって、車の中から少女が助けを求める声が聞こえたのだった。 そして、視覚以外の感覚を使い、これは誘拐事件であることを確信するなつみだった。 その時、なつみに昔の正義感と活力が蘇る。
彼女は、すぐに警察に駆け込み、一部始終を話すが、長者町警察署捜査一課・強行犯係の刑事・吉野直樹(大倉孝二)には目が見えないのに、そこまではわからないだろうとあしらわれてしまう。 一緒に話を聞いてくれたのが、来年定年を迎えるベテラン刑事の木村友一( 田口トモロヲ)だが、なつみはもうひとりの接触者である国崎春馬(高杉真宙)の存在を訴え、二人の刑事はようやく彼にたどり着く。 しかし始め春馬は軽くあしらうような感じで何も聞えなかったとそっけない。 しかし彼女は車の構造を推理し、春馬をもこの事件を調べることに巻き込んでいく。
当初はなつみの言っている事に耳を傾けなかった警察だったが、犯人への手がかりが具体化してくると、遂に警察も動き始めることになっていくが、そこで春馬がまず狙われる。
当初はなつみの言っている事に耳を傾けなかった警察だったが、犯人への手がかりが具体化してくると、遂に警察も動き始めることになっていくが、そこで春馬がまず狙われる。
そしてとうとう車のナンバーからある男が浮かび上がってくるが、その男は死体で発見されるのだった・・・
イヤー、これは面白く、怖くて、残酷でした。 さすが韓国オリジナルですね。
監督は森淳一、「リトル・フォレスト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=%A5%EA%A5%C8%A5%EB%A1%A6%A5%D5%A5%A9%A5%EC%A5%B9%A5%C8 を撮っていますね。 これは逆に韓国でリメイクされています。
主演は吉岡里帆、「ホットギミック ガールミーツボーイ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15986545.html にチラッと出演していました。
物語は、不幸にも視力と弟を同時になくした、優秀な警察官のお話です。 そして彼女は警察も辞め、一応家で仕事はしていますが、心も少し病んでしまいました。 信頼できるのは盲導犬のバルだけ、そんな時ある接触事故に遭遇したことから、彼女は警察官の感と、鋭い聴覚から、誘拐事件ではと疑い始めます。 警察は始めは証拠も彼女の証言だけなんで、半信半疑ですが、だんだん彼女の指摘が的を得ていることから、恐ろしい連続殺人事件がわかってきます。
今作は韓国作品の「ブラインド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13401160.html がオリジナルですが、あちらのほうはキム・ハヌルが好演していました。 だから里帆ちゃんはどうかな? と思いましたが、なかなか負けない良い演技をしていました。
主演作に恵まれていませんでしたが、映画でもしっかりと主演を張れる、迫真の演技、これはちょっと残酷な展開もありますが、秀作です。
事故で弟と視力をなくしたなつめ
しかしある日接触事故を起こした車から助けを求める少女の声が
そしてもう一人の目撃者
彼女は春馬を事件の捜査を手伝わせる
そしてとうとう事件が浮かび上がってくるが
犯人から襲われる春馬