2014年作品、たむらまさき監督、染谷将太 黒川芽以 永瀬正敏 小林ユウキチ出演。
街道沿いの寂れたドライブインに生まれ育った姉の沙紀(黒川芽以)と弟の俊也(染谷将太)。 ロクデナシの父・三郎(永瀬正敏)のせいで、物心ついた時から “バカの家の子ども” と蔑まれてきた2人の人生にはロクなことがない。 周囲に対する反発からヤンキーになった沙紀は、挙句の果てに妊娠して家を飛び出していたが、数年後、夫のDVが原因で出戻ってきた。 ヨリを戻すのか別れるのか? 決断すべく、幼い娘の亜希子(平澤宏々路)と俊也を引き連れ、夫の元へ向かう沙紀。
その道中、沙紀と俊也の胸に去来するのは、意外にもあの父のことだった……。 2人は父から受け継いだ何かを胸に抱いて今、決戦の場に赴く……
姉と弟の回想録のような作品ですね。
監督はたむらまさき、監督初作品ですね。 基本はカメラマンということです。
主演は染谷将太、「シライサン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/18/060000 が公開中です。
黒川芽以は、「美人が婚活してみたら」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15918585 が主演作ですね。
物語は、車で出で書ける母と娘、そして叔父の3人のシーンから始まります。 どうやら娘の父のところに向かうようですが、その中で姉と弟の今までの回想が入って行きます。
ヤンキーの姉と、腰ぎんちゃくのような弟、二人の家は父がドライブインをやっていましたが、飲んだくれで、営業も適当な父で、子供たちもまともに育っては行きませんでした。 奥さんも半分さじを投げていて、好きなようにやらせている、もちろん娘との仲は最悪でした。
しかし、姉弟の仲は悪くなくなんとなくもう一人の弟の友達と3人でつるんでいました。 そんな中、沙紀に恋人ができて、妊娠、そして家から出て行くんですね。父は途中病気になり入院します。
今作は、ある家族の物語で、父のためにバカ家族と馬鹿にされているので、子供たちと、父との確執を描いています。永瀬正敏演じる、飲んだくれの父親、もう彼にはこういう役が似合って来ていますね。「毎日かあさん」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9157773 なんてぴったりはまっていました。
ただ、物語としてはちょっと窮屈かもしれませんね。
飲んだくれの父を持つ4人家族
子供二人は馬鹿にされていた
しかし父が倒れ
亡くなってしまう
そして娘は子供を産んだが、
夫とはダメになっていった