anttiorbの映画、映像の世界

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毎日かあさん

2011年作品、小林聖太郎監督、小泉今日子主演。

「私は子供のころから、毎日小さな嘘ばかりついている」 今日もサイバラ家に、嵐のような朝がやってきた。
仕事場の机で寝てしまったサイバラリエコ(小泉今日子)を、大声で起こす母トシエ(正司照枝)の声が聞こえている。 トシエは高知の実家から来て5年になる。
ブンジ(矢部光祐)・6歳、フミ(小西舞優)・4歳の4人家族、本当は5人家族?なのだが。
ブンジはちょっとできの悪い男の子、おねしょはするし、いたずらはすごい。 フミはちょっとしっかり者。 リエコは漫画家、アシスタントを雇っている。
愛ちゃん(田畑智子)というしっかり者のアシさんだ。 毎日戦場のような家庭ということは疑いない。 寝る前に絵本を読むことは毎日のことだが、彼女の酒と一緒だ。 ブンジが小学校に入学した。 そして病院にいる夫にそのビデオを見せに行った。 カメラマンの夫・カモシダ(永瀬正敏)は、アルコール依存症で病院に入院中なのだ。そしてもう少しで退院するのだが、この夫がまた変わっているのだった…

コメディ作品のようで、実は結構大変な作品なんですね。 テーマが 「アルコール依存症」 との戦いなんですが、途中までは酒にだらしない夫が全面に出ていて、永瀬扮するカモシダが好演ですね。
元夫婦が夫婦役ということで、遠慮のない演技? が見えますね。 アルコール依存症との闘いって本当は凄いらしいとは聞いていましたが、禁断症状をいかに我慢するかは、家族、医師、全員の取り組みがいかに必要かが伝わってきます。
しかしその後襲い掛かる癌との付き合いも壮絶でした。 でもカモシダの心情もわかる気がします。 
戦場カメラマンとしての経験というのはよほど強い心の傷を負うんだなあ、というシーンもあり、酒でも飲まないと辛い、そしてそれがこの病気の引き金になっても仕方がない部分もあります。
ほとんど実話のこの作品、西原理恵子の結構すごい生き様が現れていました。



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漫画家のリエコ



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毎日二人の子供たちと戦場


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そして依存症の夫は、退院した直後


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どうしても酒を止めれない


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しかし夫にさらに異変が


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