anttiorbの映画、映像の世界

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カツベン!


およそ100年前、時は大正。 映画は“活動写真”と呼ばれており、まだ音はなかった。 活動弁士に憧れる少年・俊太郎と、女優に憧れる梅子は、活動写真の小屋にこっそり忍び込んで活動写真を鑑賞する。 俊太郎が盗んできたキャラメルを食べながら、2人は活動写真や活動弁士について楽しそうにお喋りを交わした。
それから10年の月日が流れ、染谷俊太郎(成田凌)は偽の活動弁士として泥棒一味の片棒を担がされていた。 安田(音尾琢真)率いる泥棒一味は、著名な活動弁士の名を語って活動写真を上映し、人を集めたその隙に家から物を盗んで逃げるという悪事を繰り返していた。
活動弁士が大好きな熱血刑事・木村(竹野内豊)に嘘を見破られて逃げる中で、俊太郎は泥棒一味からも逃げ出すことに成功する。 しかし、盗んだ大金をうっかり持ち逃げする形になってしまう。
行く当てのない俊太郎は、靑木館という小さな映画館に流れ着く。 靑木館は、新しくできた映画館・タチバナ館に優秀な人材を引き抜かれて人手が足りず、客もまばらだった。 住み込みで働くことになった俊太郎は、あてがわれた部屋の天井に、金が入った鞄を隠すことにした。
靑木館にはかつて名を馳せた弁士・山岡秋聲(永瀬正敏)がいたが、今は酒を飲んでばかりで落ちぶれていた。 主に客を呼んでいるのはスター気取りで傲慢な弁士の茂木(高良健吾)で、他は汗かきの弁士・内藤(森田甘路)、うだつの上がらない3人の楽士、職人気質で熱血の映写技師・浜本(成河)、そして館主の青木夫妻(竹中直人渡辺えり)など、靑木館の人物は曲者ぞろいだった。 俊太郎は、活動弁士どころか雑用ばかりの日々だったが、客引きなども真面目にこなしていた。
その頃、タチバナ館の社長・橘重蔵(小日向文世)と娘の琴江(井上真央)のもとには、安田の姿があった。 安田のボスは橘で、泥棒騒ぎも橘の仕切りだったのだ。さらに琴江は茂木の引き抜きも画策していた。
ある日、大酒を飲んで酔っ払った山岡は上映の前に眠ってしまう。 俊太郎は代役をやらせてほしいと頼み込み、全盛期の山岡そっくりの喋りを披露して観客を沸かせる。 青木夫妻は客席の盛り上がりを見て大喜びするが、茂木は気に食わない様子なのだった・・・
 
サイレントと、この時代の活動写真とは違う事がわかる作品でした。
監督は周防正行、「舞妓はレディ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12154001 以来の新作ですね。
主演は成田凌、「人間失格 太宰治と3人の女たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/27/060000 が近作ですね。
そして竹野内豊、「孤狼の血」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15517141 が近作の出演作記事です。
 
物語はまだ映画に音声がついていない時代、活動弁士という職業がありました。 無声映画の脇で、セリフを画にあわせて語る、ある意味特別な才能を求められる、当時のスターだったかもしれません。 幼い俊太郎は、知り合った少女梅子とタダで潜り込んで見ていました。
そして10年後、弁士に憧れていた俊太郎は、窃盗団に上手く使われて、偽の有名弁士に化けていました。 しかし、運よく逃げ出す事が出来て、ある映画館にもぐりこむことに成功します。 しかしそこでいろんな出会いと、安田、そしてライバル館の人間と騒動に巻き込まれていきます。
 
今作も、また古きよき映画愛にあふれている作品ですね。 永瀬正敏演じる山岡と言う弁士が、時代を正確に読み、自分たちがいずれなくなる存在で、でも今できることをしっかりと見極めているのには、ちょっと感銘しますね。
タダの飲んだくれではなく、最後の意地を見せる弁士、そんな気骨を感じて良い存在でした。
 

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幼い頃の俊太郎と梅子

 

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そして10年後、偽弁士で窃盗団の仲間に

 

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しかし上手く抜け出し青木館に

 

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そこにいた売れっ子弁士の茂木

 

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そして女優の卵の梅子と再会

 

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そして山岡の代役で

 

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