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舞妓はレディ

2014年作品、周防正行監督、上白石萌音主演。
 
京都。 歴史の古い小さな花街・下八軒は、舞妓がたった一人しかいないという大きな悩みを抱えていた。
ある節分の夜、八軒小路お茶屋・万寿楽に一人の少女・西郷春子(上白石萌音)がやってくる。 大きな荷物を引きずり、旅行者ではないようだ。
八軒小路の老舗のお茶屋・万寿楽(ばんすらく)では、馴染みの高井良雄(高嶋政宏)がイタリア人の客(パンツェッタ・ジローラモ)を連れて、お座敷で遊んでいた。 芸妓の豆春(渡辺えり)や里春(草刈民代)、たった一人の舞妓の百春(田畑智子)たちが様々な遊びでもてなしていた。
そろそろお開きになるとき、少女が入ってきた。 春子は、女将の小島千春(富司純子)にどうしても舞妓になりたいと懇願するが、どこの馬の骨ともわからない少女を老舗のお茶屋が引き取るはずもない。
しかしそこにいた“ゴキブリ”と呼ばれている男は彼女の訛りに興味を持った。 彼は言語学者の京野法嗣(長谷川博己)、春子は鹿児島弁と津軽弁がミックスされた訛りを話すのだった。 その日は百春がホテルに泊めるため送っていったが、京野は老舗呉服屋の社長・北野織吉(岸部一徳)に 「春子を一人前の舞妓にしたら自分に褒美をくれ」 とけしかける。 その話に乗った北野は、もし舞妓と認められたら、今後のおあしは全部面倒みると言った。
男衆(おとこし)の富さん(竹中直人)は雪深い春子の実家を訪ね、春子の親代わりの祖父母に会いに行き、春子を舞妓として修業させることの確認を取るのだが、祖父(高野長英)は津軽弁、祖母(草村礼子)が鹿児島弁だった。
そして今度は、二人が万寿楽を訪れ、千春に春子のことを説明するが、そこにいる皆は強烈な訛りのため何を言っているかわからなかった。 ただ一人京野は大体理解していた。
そして春子の修業が始まった…
 
オードリー・ヘプバーンの「マイ・フェア・レディhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11703835.html がベースになっている作品で、なんとミュージカル仕上げのところも似せています。
まあミュージカルで邦画というのはダメな人はダメかもしれませんが、最近私は抵抗感なく見れてしまいますね。 でもこの主役の春子役の上白石萌音が歌が上手いんですよ。 田舎娘の設定なんですが、ダンスも上手で、逆に修行中はわざと下手にやらなくてはならなかったんでしょうね。
周りは大物ばかりで、非常に安定感がありますが、逆に普段歌って踊らない役者さんたちの、ダンスや歌が見れるのは貴重かもしれません。
どうして春子がこのお茶屋に来たのか? そこがこの作品のポイントですし、結構泣けるところなんですね。
厳しい修行、花街のしきたり、言葉使いなどがちゃんとわかるようにされており、私などが決してできない遊びを垣間見せてくれます。
京都の優雅さを見せてくれる良作ですね。
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まずは京都の3大言葉を覚える“舞妓必須三単語”
 
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始めは厳しかった千春は実は優しく接してくれる
 
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芸子達の町・花街
 
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唯一の舞妓と男衆
 
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果たしてこんな舞妓になれるのだろうか?
 
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