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決算!忠臣蔵

2019年作品、中村義洋監督、堤真一 岡村隆史 濱田岳 横山裕出演。

元禄14(1701)年3月14日。 江戸城・松の廊下。 清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭阿部サダヲ)は、賄賂まみれの吉良上野介の態度に腹を据えかね、斬りかかる。 通常なら喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと内匠頭の即日切腹。 突然、藩主を亡くし、お家断絶となった赤穂藩士たちは路頭に迷うことに。 これはすなわち、江戸時代の優良企業倒産事件。 現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということになる。
筆頭家老・大石内蔵助堤真一)は嘆く間もなく、勘定方・矢頭長助(岡村隆史)の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。 その努力や幕府への取次も虚しく、お家再興の夢は断たれてしまう。 それでも一向に討ち入る様子のない内蔵助。 しかし、江戸の庶民は、赤穂浪士による吉良上野介への仇討を熱望していた。 いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの空気感。 それは現代も同じこと。
ただ、そこで発覚した重大な事実。 実は、討ち入りするにも、予算が必要だったのだ。 その上限は9500万。 討ち入るのか、討ち入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。 とはいえ、世間の空気的に、仇討回避は許されない気配。 どうする大石内蔵助!? 予算の都合で、チャンスは一回。 果たして彼らは予算内で、一大プロジェクト“仇討”を無事に決算することができるのか……!?
 
いつの世も、先立つものはお金ですね。
監督は中村義洋、「忍びの国」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15011061 「殿、利息でござる!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14150536 と、時代劇をここ何作か撮っています。
主演は堤真一、「泣くな赤鬼」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15978734 が近作ですね。
そして岡村隆史、久しぶりの映画出演で、ダブル主演。 記事にした作品はないんですね。
 
物語はあの忠臣蔵のお話。 いろんな画き方はありますが、お話は、討ち入りまでの道のりのお話です。 まずはお家断絶になった赤穂藩から始まります。 内匠頭の敵討ちをする勢力と、御家再興を親類筋の交渉に任せる二つに分かれていますが、大石は情的には敵討ちでしたが、結局は思いとどまり、親戚筋に説得されます。
しかしそのためにも金がかかる、それを司るのは勘定方の矢頭でした。 彼らは絶えず藩が回るように資金をやりくりし、場合によっては少しでも溜め込んでいました。 もちろん、浪人となる為には金子を、退職金代わりに渡さなければならない。
しかし御家再興は全く進んでいないことに愕然とします。
 
今作は、ハイライトの討ち入りシーンは全くありません。 ほんの少し討ち入りの衣装をどうするかと言うところでカットは入りますが、それは想像のシーン。 あくまでも討ち入りに至るまでの、お金のやりくりがメーンで、現代的な時代物でした。
しかし、いつの世でも金庫番は苦労しますね。
 

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戦闘的な菅谷が演説するが

 

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先立つものは予算

 

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二人は同期

 

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そして資金は彼女のものだった

 

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御家再興を願っていた大石だが

 

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江戸にも向かう

 

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