anttiorbの映画、映像の世界

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愛なき森で叫べ

2019年作品、園子温監督、椎名桔平満島真之介日南響子鎌滝えりYOUNG DAIS川村那月出演。


1995年。 愛知県豊川市から上京したシン(満島真之介)は、ジェイ(YOUNG DAIS)とフカミ(長谷川大)に声をかけられ彼らの自主映画制作に参加。 知人の妙子(日南響子)と美津子(鎌滝えり)に出演を依頼する。

彼女たちは高校時代、憧れであったクラスメイトが交通事故で急逝するという衝撃的な事件から未だ逃れられずにいた。 引きこもりとなっていた美津子に村田(椎名桔平)から電話がかかってきたのは、世間が銃による連続殺人事件に震撼していたころ。

村田は「10年前に借りた50円を返したい」という理由で美津子を呼び出し、巧みな話術とオーバーな愛情表現で彼女の心を奪っていく。 だが、村田は冷酷な天性の詐欺師だった。 自身の姉も村田に騙されていた妙子によって彼の本性を知ったシンたちは、村田を主人公にした映画を撮り始める。

やがて村田は、美津子の父・茂(でんでん)や母・アズミ(真飛聖)をも巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がり始める…

 

監督作品がなんとNetflixで登場ですね。 園子音監督の近作は「クソ野郎と美しき世界」“「ピアニストを撃つな!」” https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15461822.html

以来ですね。 今年、心筋梗塞で倒れたときはヒヤッとしましたが、監督として復帰したのは嬉しいことです。

主演は椎名桔平、「新宿スワンII」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14700944.html を記事にしています。

満島真之介は上記の作品にも出演していましたし、「三度目の殺人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15135988.html を記事にしています。

そして日南響子、「銃」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15777140.html に出演していましたね。

 

物語は自主映画を作っていた3人から始まります。 シンはジェイとフカミ、そして妙子、美津子もその中に入って行きます。 しかし二人の女の子は、あるトラウマの思い出がありました。

世間では連続銃殺事件が起きていて、そして村田という謎めいた、詐欺士の様な男が現われます。 この男にかかると、金も生活も、そして女性は体さえ奪われていってしまう。 そんな村田に5人はどんどん振り回されていきます。

 

今作は、実際にあった“北九州監禁殺人事件”がベースの作品です。 多少設定は変えているようですが、性格的なところはモデルに沿っているのかもしれませんね。

しかし、園監督作品らしさはあるんですが、ちょっとキレが悪い気が今作はしました。それは前作の「ピアニストを撃つな!」でも感じたんですが、らしさは失っていませんが、なにか物足りなさを感じちゃうんですよね。

商業的な作品と、自主映画の匂いを残した監督ならではの作品、私は後者の作品を見たいんですが、見やすさという点では商業的なものなんですが。

 

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自主映画を取ろうとする3人

 

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美津子と

 

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妙子も参加するが

 

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実は高校時代にある思い出があった

 

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そこに現れた村田

 

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強烈な人を騙す男だった

 

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