anttiorbの映画、映像の世界

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園子温という生きもの

2016年作品、大島新監督、染谷将太二階堂ふみ神楽坂恵他出演。

紀子の食卓」、「愛のむきだし」、「冷たい熱帯魚」、「恋の罪」、「ヒミズ」、「地獄でなぜ悪い」、「希望の国」、「TOKYO TRIBE」、「新宿スワン」、「ラブ&ピース」……。 
常に時代を挑発し、世の凝り固まった常識に疑問符を投げかける映画監督、園子温。 50歳近くまで、食うや食わず。 ニッチなカルト監督だった園子温は、2011年に発表した 「冷たい熱帯魚」 からわずか5年の間に大きく変容。
ヒットを飛ばし、国際映画祭での賞取りの常連になり、女優の神楽坂恵と結婚、そしてある日、敢然とメディアに登場するようになった。 さらに小説を書き、絵を描き、バンド活動も行う日々。
本作は、そんな彼の姿を捉えながら、「ヒミズ」の染谷将太二階堂ふみ、別冊 『映画秘宝』 編集長の田野邉尚人、映画プロデューサーの安岡卓治、アーティスト集団Chim↑Pomのエリイ、そして神楽坂恵といったゆかりの人物による証言も交え “生きもの ”園子温に迫っていく・・・

園子音監督作品を初めて見たのは 「愛のむきだし」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2085361.html でしたね。 今年リブートされて放送されているようですが、私は配信外なんで観れていません・・・
4時間に及ぶ長い作品でしたが、いくつかのパートに分かれているので、見辛くはないし、ここで満島ひかりにやられた覚えがありますね(^^)
それから 「冷たい熱帯魚」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7389937.html でさらに衝撃でしたし、これで園子音とは? が私の中で確立されました。 結構見ていて、実はソフトも所有しているんですが、彼の作品、とくに昔の作品を見るのにはパワーがいるんですよね。
逆に最近の作品は劇場で見ても、ある意味見やすくなっている感じがします。 残念なのは、このドキュメンタリーで取り上げられている 「ひそひそ星」 を見逃したこと。 極端に上映館が少なくすぐに終わってしまった。 遠征する暇がなかったのが悔やまれます。
ただこれはシオンプロダクション」の第一回作品、最近は監督としてのオファーも多く、どんどん撮り捲っている感じがしますが、逆に言うと、原作物だったり、製作者の意図が入ってくるという事もあり、園監督らしさが存分に発揮されていないことがこのドキュメンタリーで、監督自身のセリフでわかります。
だからこの独立の製作会社を作ったんですが、逆にあまり配給できず、上映館の少ない状態になってと言う事でしょうか? 「新宿スワンⅡ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14700944.html 等は監督らしさはほとんどありませんからね。
非道に生きる」 という著作本を読んでいるんで、監督の生い立ち、少年期、もがいていた青年期は結構知っていますんで、このドキュメンタリーはすんなり頭に入ってきましたが、貴重だったのは奥様の神楽坂恵さんのインタビューですね。 いきなり号泣しだす彼女の姿に???でした。
また、若い頃のパフォーマンス集団 「東京ガガガ」 のシーンが入っていたのは面白かったですね。
この監督は暴れてナンボ、監督しか撮れないような作品がやはり見たいですね。高円寺の展示スペース行きたかったなあ。(RO)

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絵も描く園監督

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監督の実態に迫る

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たたずむ監督

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ライブ活動も

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奥様と

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