第二次大戦中、ナチ占領下のパリ。 人々は夜間外出を禁止され、地下鉄の終電車に殺到する。この混乱の時代は、しかし映画館や劇場には活況を与えていた。 そんな劇場の一つモンマルトル劇場の支配人であり演出家のルカ・シュタイナー(ハインツ・ベネント)は、ユダヤ人であるため、南米に逃亡し劇場の経営を妻であり看板女優のマリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)にまかせていた。
彼女は、今、ルカが翻訳したノルウェーの戯曲 『消えた女』 を俳優のジャン・ルー(ジャン・ポワレ)の演出で上演しようとしていた。 相手役には新人のベルナール・グランジェ(ジェラール・ドパルデュー)が起用された。 ジャン・ルーは、この戯曲の上演許可のため、ドイツ軍の御用批評家ダクシア(ジャン・ルイ・リシャール)とも親しくしているというやり手である。
連日稽古が続けられるが、稽古が終ると、ベルナールはカフェで数人の若者たちと会って何か相談し合っており、一方マリオンは暗闇の劇場に戻って地下へ降りていく。 地下室には、何と、南米に逃げたはずのルカが隠れていたのだ。
夜マリオンが会いに来るのを待ちうけ、昼は、上で行なわれている舞台劇の様子を通風孔の管を使って聞き、やってくるマリオンにアドバイスを与えた。 つまり、彼は地下にいながら、実質的な演出者だったのだ・・・
第二次大戦の戦時下が舞台の作品です。
監督はフランソワ・トリュフォー、「華氏451」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13023831.html を監督作品としては見ていますし、「ヒッチコック/トリュフォー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14662818.html というドキュメンタリー作品でも、出演?しています。
主演はカトリーヌ・ドヌーヴ、「神様メール」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14226084.html に出演していました。
ジェラール・ドパルデューは 「クリムゾン・プロジェクト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14485408.html に主演をしていました。
物語はナチが席巻してフランスを統治していたころの劇場でのお話です。 ユダヤ人演出家のルカは、ナチの迫害を避け南米に行き、その留守を妻のマリオンが女優兼経営者として劇場を切り盛りしていくことになります。
しかし演じられる演目は限られ、ナチの目も光っています。 そんな中ある演目を上演する為、彼女は奔走し始めます。
今作はそんな戦時下の彼女の苦悩を描いていますが、一方第二次大戦の終りも近づいていくんですね。 そして彼女の心の変化、葛藤もなかなか情熱的ですね。
一人で劇場を切り盛りする
女優と経営を掛け持つ
マリオン
ベルナールは相手役だが
しかし実質的には