anttiorbの映画、映像の世界

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今さら言えない小さな秘密

2018年作品、ピエール・ゴドー監督、ブノワ・ポールヴールド エドゥアール・ベール スザンヌ・クレマン グレゴリー・ガドポワ出演。

もし、ボールベアリングや変速機にとても詳しい人がいたら、それはきっと南フランスのサン・セロン村で自転車店を営んでいるラウル・タビュラン(ブノワ・ポールヴールド)だ。 彼はものすごく評判がよく、村では自転車のことをタビュランと呼ぶほどだ。
彼は妻のマドレーヌ(スザンヌ・クレマン)と仲睦まじく暮らしている。 ところが、ラウルには誰にも言えない秘密があった。 本当は、補助輪なしで自転車に乗ることができないのだ。 彼は子供の頃からずっとこの欠点を隠し続け、代わりに幾度となく自転車を直しつづけ、自転車修理のエースになった。 時には、みんなに秘密を打ち明けようと試みたりもするのだが、いつも失敗に終わってしまうのだった。
ある日、村人たちの写真を撮っている写真家のエルヴェ・フィグーニュ(エドゥアール・ベール)がパリから村にやってきた。 二人はすぐに打ちとけ合ったが、フィグーニュは村でとても有名な急斜面の山の崖からラウルが自転車で下っていく写真を撮りたいと申し出た。 マドレーヌもラウルが自転車に乗っている写真が見たいと言い出す始末。 ラウルは撮影の機会をなくそうと、あらゆる手段をとるのだが、ことごとくうまくいかない。 そしてついに、撮影の日がやって来るのだが…
 
予告編に惹かれた作品でしたね。
監督はピエール・ゴドー、もう1作あるようです。 初めて作品を見る監督です。
主演はブノワ・ポールヴールド、「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/05/060000 に出演していましたね。 楽しくて、感動する作品でした。
エドゥアール・ベールは初めて見る俳優さんですが、今作は良い感じでした。 いろいろ出演作はあるようなんで、いずれ見るでしょうね。
スザンヌ・クレマンは、「セラヴィ!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15595105.html に出演していました。 これも笑える作品でした。
 
物語は、自転車屋を営んでいるのに、自転車に乗れない男の物語です。 どうしてか?本人はバランスが取れないといいます。 父は郵便配達員でした。 補助輪がついている時はいつも父と一緒に仕事について行きました。
この村では、大概子供は親の仕事を継いでいますが、彼はそれが出来ません。 いくら練習しても、20歳になってもだめでした。 そしてある日、父にそのことを告白した直後、雷に撃たれて亡くなってしまいます。
さらには迎えに住んでいる女の子に告白したら振られてしまいます。 彼にとっては、ばれる事が恥ずかしいだけでなく、なにか悪い事が起こるのでした。 しかしそんな中、ピアノを弾いているマドレーヌとは、愛称がよく結婚します。 そしてある事がきっかけで、自転車の修理の修行をして自転車屋を開業することになるんですが、子宝にも2人恵まれた時、ある写真家の男がやってきます・・・
 
今作は、何のことはない、自転車に乗れないでそれを隠して仕事をしていた男のウジウジ物語りです(^^)でも、実は少年時代にある武勇伝があるんですね。 これが、村の人が彼を疑わない理由であり、さらにはタイヤ交換をすばやくする事が出来る才能もありました。
自分の秘密を自分だけで隠すことはつらいですよね。 せめて奥さんくらいには打ち明けたいものです。 さて彼は隠し通すんでしょうか?
 

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子供の頃から乗れない自転車

 

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しかし彼は自転車屋

 

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家族も出来て幸せだったが

 

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しかし写真家のエルヴェが現れる

 

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そして彼の希望を受け入れる

 

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