anttiorbの映画、映像の世界

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世界の涯ての鼓動

2018年作品、ヴィム・ヴェンダース監督、ジェームズ・マカヴォイ アリシア・ヴィキャンデル アレクサンダー・シディグ ケリン・ジョーンズ出演。
 
ノルマンディーの海辺に佇むホテルで出会ったダニー(アリシア・ヴィキャンデル)とジェームズ(ジェームズ・マカヴォイ)は、わずか5日間ながら燃えるような恋に落ちる。別れの朝を迎え引き裂かれるような思いをし、互いが生涯の相手であることに気付く二人。しかし二人にはそれぞれの任務があった。生物数学者のダニーは地球上の生命の起源を解明する調査のためグリーンランドの深海へ、MI-6 の諜報員であるジェームズは爆弾テロを阻止するため南ソマリアに向かう。
しかし恐れていたことが現実となり、ダニーの潜水艇は海底で操縦停止に、ジェームズはジハード戦士に拘束されてしまい……。
 
偶然が引き寄せた二人、でもそれが唯一で大きな運命。
監督はヴィム・ヴェンダース、ドラマ作品としては「誰のせいでもない」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14576348.html は辛い悲しいお話でした。「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13951274.html は良いドキュメンタリーでした。
主演はジェームズ・マカヴォイ、「X-MEN: ダーク・フェニックス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15983070.html が近作ですが、「スプリット」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14917148.html での演技がとにかく凄かった。
 
物語は、対照的な二人が運命的に出会ったいく所から始まります。 ただ、その後の二人は全く違う道に進んで行きます。 彼女と出会う直前に、MI6として重要な任務を受けたジェームズ、すぐに行こうとしますが、待ったがかかりその休息期間のような時にダニーと出会うようです。
一方のダニーは、生物数学者というちょっと変わった研究家で教授でした。 なんでも数学でこの世界は表す事が出来る。 そんな彼女の理論を証明する為の海底探査、しかしその最後の重要なところを彼女が3人のチームで担当することに。
でも道の深海はお起きね危険らともないますし、一歩間違うとそれっきり圧死をしてしまいます。 水死ではなく窒息死、深海探査はこの恐怖との戦いで、彼女はその重圧を感じています。
そしてそれぞれの役目の為分かれるんですが、信じられないほどの悲しみをお互いに味わって、愛の深さを感じます。
 
今作は、心理的描写のダニーと、苛酷な監禁生活のジェームズが対照的に、監督らしいタッチの場面の切り替わりで撮られています。 あたかも二人の感情が重なっているようで、繋がっているようで、そしてお互いをどんどん必要としている、でも過激なテロリストに捉えられ、いつも命の危険にさらされているジェームズは、必死に身分を隠し、生きながらえていきます。
一発逆転はあるのか? そして彼女の探査は成功するのか?クライマックスが想像しづらい展開は目が離せません。

 

 

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MI6のジェームズ

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ダニーは生物数学者

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そして二人は出会う

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そしてしばし二人で過ごし、恋に落ちる

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しかし、彼は捕まり、危険が迫る

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そして彼女も深海に

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