anttiorbの映画、映像の世界

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私はゾンビと歩いた!

1943年作品、ジャック・ターナー監督、トム・コンウェイ フランシス・ディ ジェームズ・エリソン エディス・バレット出演。

カナダの看護婦ベッツィ(フランシス・ディー)は、サトウキビ農園主の夫人の看病に雇われ西インド諸島のセント・セバスチャン島へと旅立つ。 雪の降るカナダから陽光降り注ぐ南の海にやって来たベッツィは目をキラキラさせるが、雇い主のポール・ホランド(トム・コンウェイ)は横から 「トビウオが跳ねるのは他の魚に喰われる恐怖からで、海が輝くのは微生物の死骸で汚染されているからだ」 と夢をぶち壊す。
島に住む黒人は皆ホランド家の先祖が連れて来た奴隷の子孫で、屋敷にはポールの父親違いの弟ウェズリー(ジェームズ・エリソン)が住み、兄弟の母親(エディス・バレット)は村の診療所を経営していてそちらに住んでいる。
夜、すすり泣きを聞いたベッツィが離れの塔に行くと、美しいけれど無表情の白いドレスの女性が無言でずんずん迫って来るので思わず悲鳴をあげる。 それがポールの妻で病人のジェシカ(クリスティン・ゴードン)だった。
翌日主治医とジェシカに紹介されたベッツィは、ジェシカがひどい熱病に罹って脊髄をやられ、自分の意思では何もできなくなったのだと説明される。 休日にウェズリーと町のカフェに行ったベッツィは、弾き語りの歌手がホランド家のことを歌うのを耳にする。
“弟が兄の美しい妻に恋をして、それを知った兄は妻を塔に閉じ込めた。 妻と弟は家を出ようとしたが、兄はそれを許さず妻は病に倒れて心を失った” それを聞いたウェズリーは酔いつぶれるまで酒を飲み続け、通りかかった兄弟の母のランド夫人に家に送り届けられます。
ランド夫人はポールの父の死後ランド牧師と再婚してウェズリーを産み、その後未亡人になったのだった。 ウェズリーはジェシカがああなったのはポールがひどい言葉で責めたせいだとポールを恨み、事情を知ったベッツィはポールに同情するうちに想いを寄せるようになる。
ベッツィはジェシカを治そうと献身的に看護し、ショック療法を勧める。 しかし、治療を受けてもジェシカは回復しなかった・・・

この時代にゾンビ映画
監督はジャック・ターナー、作品を見るのは初めてです。
主演のジェシカ役はフランシス・ディー、この数年後に活動をやめてしまっていますが、美しい女優さんだったようですね。
ポール役はトム・コンウェイ、彼も初めて見ます。

物語は看護師のベッツィがある島にやってくるところから始まります。 寒い故郷から暖かい南国に、彼女はホランド家に請われてやってきたんですが、初めは誰の世話をするのかは明かされませんでした。 気持ちの悪い無表情の女、実はそれがジェシカと言う彼女がお世話するこのいえの主のポールの妻でした。
生ける屍になってしまった彼女は、言葉発することも出来ず、ただ起きて食べて寝るだけ、手を引けば歩けるし、でも意思というものが消失しているんですね。 熱病が原因といわれているんですが、実は本当はどうなのか? 弾き語りの歌手の歌が真相を表している感じなんですが。
ホラーというよりも、ラブストーリーに近いんですが、面白いのはブードゥー教が絡んでくるところですね。 そこから不気味さが多少でてきますが。

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ホランド家にやってきたベッツィ

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そこに現れた不気味な女

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驚くベッツィ

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しかし彼女を連れ

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ブードゥーのところへ

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