1966年、砂漠の基地で、生物兵器の研究をしている中、デヴィッド・バナー(ポール・キャシー)はロス将軍(トッド・テーセン)に免疫性を重要視した方がいいと進言しているが、ロスはそれは人体実験を伴うことで却下をした。
しかしデヴィッドは自分に子供が生まれることにあることを思いついた。 そう恐ろしいことを。 妻のエディス(カーラ・ブオノ)は何も知らされていないのだった。
隠れて息子のブルースに注射を打つデヴィッド、ブルースはちょっと変わったところがあった。 ぶたれても泣かないし、喚かない。
しかしこっそり行っている実験をロスに知れ、怒ったデヴィッドは基地を 爆破してしまう。 そして言い合いになった妻を殺してしまう。 それを見ていたブルース、遠くで基地が爆発をしてしまった・・
ブルース(エリック・バナ)はクレンズラー家で育った。 夫人(セリア・ウェストン)はいよいよ大学に行く彼をしっかりと送り出す。 女性科学者ベティー(ジェニファー・コネリー)と付き合ってはいたが、心を開かないブルースとの仲は進展はしない。
そんなある日、ブルースは実験中に致死量のガンマ線を全身に浴びる事故に巻き込まれる。 奇跡的にも無事だったが、そこから彼の体に何かの異変が起きるのだった。 そもそも大量なガンマ線を浴びて平気なわけがない、ブルースも周りもおかしなことを感じ始めていた…
この頃の、マーベルは「アベンジャーズ」計画前だったんでしょうか? 後年発表された、「インクレディブル・ハルク」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6132887.html とはなんとも趣の違う“超人ハルク”ですね。
アン・リー監督にやらせたってことは、この1作をしっかり彼の色で撮ってもらうと言う意図としか思えませんね。
アベンジャーズ色がもう今は着いてしまっているので、一回、頭をからっぽにしないと見辛くなっていますが、単体作品としては、非情に情緒的で、見ごたえはあるんですね。 ただ、カメラのカットの仕方が、SF作品には合わない感じで、「24」を見ているようでその点は違和感を感じました。
その演出は必要かどうか…
単体で見ると意外といい味ですが、やっぱりアン・リー監督には似合わないのでは?
事故に遭うバナー
自分の異変に気が付く
変身した彼
彼女がカギを握る
彼女を見るとおさまっていく