anttiorbの映画、映像の世界

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双生児-GEMINI-

1999年作品、塚本晋也監督、本木雅弘 りょう 藤村志保 筒井康隆出演。

明治末期。 大徳寺醫院の跡取りとして若くして地位も名誉も手にした雪雄(本木雅弘)は、りん(りょう)いう美しい妻を娶り、まさに順風満帆の人生を歩みつつあった。ところが、そんな雪雄に突然の不幸がふりかかる。 父・茂文(筒井康隆)と母・美津枝(藤村志保)が相次いで不思議な死に方をし、自らも自分にまとわりつく謎の視線に悩まされるようになったのだ。
そんなある日、ひとりで庭に出ていた雪雄は、自分と全く同じ顔をした男(本木雅弘)に古井戸に閉じ込められてしまう。 雪雄の振る舞いを完璧に身につけていたその男は、何食わぬ顔で雪雄になりすますと、雪雄として生活を始める。
実はこの男、脚に醜い痣があったことから、生まれてすぐに川に捨てられた雪雄の双子の片割れだったのである。 乞食の角兵衛(麿赤兒)に拾われた男は、捨吉と名づけられ貧民窟で育ったが、自分の生家が立派な医院であったことを知り、積年の怨みを晴らすべく両親を殺害し、雪雄に代わって裕福な生活を手に入れることを思いついたのである。
しかし、そんな捨吉の企みに気づいた者がいた。 りんである。彼女は捨吉が貧民窟で愛した女であったが、角兵衛に勘当されて姿を消していた捨吉の帰りを待ちきれず、彼にそっくりな雪雄と結婚していたのだ。
捨吉との再会を喜ぶりん。 だが、捨吉は自分の正体をりんに明かさなかった。 それが、自分を裏切ったりんを苦しめる何よりの復讐だと思ったからだ・・・

塚本ワールド全開の作品ですね。
監督は塚本晋也、「斬、」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15809994.html がいまのところ最新作ですね。
そしてりょう、「コンフィデンスマンJP」 の第8話、https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15961808.html に出演していました。

物語は、なにか異様な明治期の旧家のお話です。 跡取りの雪雄は、美人の妻をめとり順風漫歩でしたが、ある日井戸の中に突き落とされてしまいます。 そして相次いで、父と母が亡くなっていくんですね。
そして現れた瓜二つの男、しかしそれだけではないんですね。

今作は、はじめからおかしな雰囲気の大徳寺醫院なんですよね。 みんな眉毛がなく、特に女性はこの時代ならではなんでしょうか? みんな死んでいるのでは? と思わせるんで心霊ホラーかと思いました。
しかし塚本ワールドはそう単純ではありませんでした。

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病院の跡取りの雪雄

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りんという妻も

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しかし自分と同じ顔の男に井戸に突き落とされる

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しかしその入れ替わった男を

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りんは知っていた

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