anttiorbの映画、映像の世界

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妄想代理人 その13

2004年作品、今敏総監督、遠藤卓司演出、能登麻美子 桃井はるこ 飯塚昭三 関俊彦 槐柳二 京田尚子 阪口大助 声の出演。

第13話 最終回。

現実か何なのか、街中で 「まろみはどこだ」 「まろみを!」 と暴動が起こっていた。 以前、現実ではない場所へ足を踏み込んだ猪狩(飯塚昭三)は月子(能登麻美子)と共にそしてモダンな町並みを歩いていた。 その中でブラウン管のテレビを見つける。
そのブラウン管の向こうから馬庭(関俊彦)が、猪狩と月子に向けてメッセージをおくっていた。「猪狩刑事そこにいますね? 月子もそこにいますね? 月子を返してください。 まろみに縋れなくなった人々が少年バットを無限大に増長させてしまった!」 「奴を倒すには月子が必要です」 「まろみと少年バットは同じです。 大本は月子だ!」 「元々まろみは彼女の飼い犬で、とある時に彼女の過失で」 と、ここでブラウン管を猪狩が叩き割るのだった・・・

さて最終回となります。
もううすうす元凶がなんなのかはわかってきていますが、でもどうしてそうなってしまったのか?そこが最後に明かされるのと、この解決をどうするのかがポイントですね。
第9話で、警察を首になった猪狩が、一度踏み入れた、ちょっと懐かしい世界、しかしそこは平面の世界で、みんな薄っぺらいんですね。 でも彼にはちょっと安らぎを覚える世界でした。 しかしそれこそ、偽りの世界だったのかもしれませんね。
現実から逃げ込むところ、月子はどうしてまろみを生んでしまったのか、そしてそれが少年バットになっていったのか?
それは月子の悲しい嘘から始まったことでした。
攻めることは出来ませんが、彼女がもうちょっと勇気を持って懺悔していたら、でもそれが出来ないところが人間かもしれませんね。

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猪狩が足を踏み入れた世界

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そして原因がわかった彼は

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少年バットが消えていく