第12話 レーダーマン
妄想代理人の登場人物達はゆっくりと確実に正気を失っていきく。 馬庭(関俊彦)もしきりに 「追い詰められてはいけない」 「噂が奴を育てる」 「考えてはならない」としきりに呟き、奇妙なコスチュームを身にまといフラフラと街を彷徨い歩いていた。馬庭は結局のところ狐塚(阪口大助)の二の舞のようになり、現在生きている世界が現実なのか妄想の産物なのか判別ができなくなっていた。
馬庭は猪狩(飯塚昭三)の家に行くと猪狩の妻が少年バットと対峙していたことを知る。 馬庭は猪狩の妻に 「少年バットをどうやって退けたんですか!方法は!?」 と迫る。
彼女は 「言ってやったんです。あの眠そうな目をした犬:まろみと、少年バットは同じだと言ってやったんです」 と話す。 馬庭がテレビに目を向けるとまろみを取り上げており、日本中の人間がまろみに取り憑かれたように、まろみを求めている様子が映っていた・・・
さてクライマックスに近づいていきますね。 まろみの放送が始まると、それがなにか異様な雰囲気を醸し出していくんです。
しかし、一人残って捜査を続ける馬庭ですが、世間の雰囲気の飲まれつつあるんです。
しかし猪狩も、刑事魂をここから発揮していきます。 警備員になっても、まだまだこの事件に関わりあっているんですが、それは彼だけではないということ。
しかしそんな猪狩がある世界に入り込んでいきます。
月子も制御が利かなくなっていくが
馬庭が守ろうとするが、これが現実なのか?
このまろみというのはいったい?
そして猪狩の妻を彼は訪ねる