anttiorbの映画、映像の世界

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フロントランナー

2018年作品、ジェイソン・ライトマン監督、ヒュー・ジャックマン ヴェラ・ファーミガ ケイトリン・デヴァー J.K.シモンズ出演。

時は1988年、アメリカ・コロラド州。 この地で上院議員として活躍しているゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)は、民衆からの支持も高くその年に行われる予定の大統領選挙の最有力候補 「フロントランナー」 に躍り出る。
ゲイリー・ハートの政策によって、アメリカは飛躍的に向上するとさえ謳われ、人々の関心はゲイリー・ハートに集中していた。 「ゲイリー・ハートの当選は確実」 そんな報道まで流れ、次の大統領はゲイリー・ハートがなるものだと国民は誰しも思っていた。
若き天才政治家に死角はなく、選挙活動に邁進する日々。 しかし、「フロントランナー」 になった3週間後、ゲイリー・ハートの胸に深く突き刺さる記者からの 「奥様(ヴェラ・ファーミガ)へは誠実ですが?」 の言葉。 その言葉の意味を理解するのに、ゲイリー・ハートは時間を要さなかった。
そして、その疑惑が一斉に報じられると、事態は急展開を迎える。 勝利を確信していた男の輝ける未来は、一瞬にして崩れ去る。 国民・家族・選挙スタッフ、そしてゲイリー・ハート自身に決断の時が迫っていた・・・

民主党候補で、大統領にまで届かなかった候補はいっぱいいますが、この人物はあまり知りませんでした。
監督はジェイソン・ライトマン、「タリーと私の秘密の時間」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15646987.html を撮っています。 なかなか切ないんですが、ちょっとした不思議な作品でした。
そしてヴェラ・ファーミガ、相変わらずお綺麗ですが、今回なちょっと悲しい妻の役でした。

物語は、大統領選まっしぐらの民主党候補のお話です。 レーガン政権が終り、新大統領を何とか民主党から出そうと、ハートの周りは本気で彼を新大統領に押し始めます。
まずは民主党の候補にならなければ、若く、弁が立ち、レーガンの軍事力を背景としたやり方に反発、そして労働者に日を差し、いわゆる民主的なやり方で、支持を拡大していきます。 ケネディの再来、回りも民主党支持者もそう感じ取っています。 もちろん本人も大統領になるべき存在と自分を思っています。
しかし、唯一の死角は家族と別居していることです。 それはどうしてなのか? 妻のリーは、もちろん選挙には帯同しますが、いつもは別々の生活をしていて、妻と娘のアンドレアとは放れた二重生活をしています。
そしてある人物の招きを受けて、ヨットに乗って、パーティーに入った折に彼はうっかりお持ち帰りをしてしまうんですね。

今作は、大統領候補のスキャンダル事件のノンフィクションの映画化です。 日本ではあまり知名度のない民主党候補なんですが、自分を過信しまくったハート候補は、正直同情の余地もなく自業自得としか思えませんでした。 所詮大統領になる器ではなかったと思いますが、それはいまの大統領にも当てはまりますが(^^)

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フロントランナーになったハート

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彼のブレーンたち

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しかし記者から鋭い質問が

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そして直後に突撃取材も

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そしてスキャンダルに火がつく

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そして妻の涙

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