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教誨師

2018年作品、佐向大監督、大杉蓮 玉置玲央 烏丸せつこ 五頭岳夫 小川登出演。

受刑者に対して道徳心の育成、心の救済につとめ、彼らが改心できるよう導く教誨師。 牧師の佐伯(大杉蓮)は、半年前に死刑囚専門の教誨師として着任した。
彼は年齢、境遇、性格の異なる6人の死刑囚と面会する。 自己中心的な若者・高宮(玉置玲央)、おしゃべりな関西の中年女・野口(烏丸せつこ)、お人よしのホームレス・進藤(五頭岳夫)、家族思いで気の弱い父親・小川(小川登)、心を開かない無口な男・鈴木(古舘寛治)、気のいいヤクザの組長・吉田(光石研)。
独房で孤独な生活を送る彼らのなかには、よき理解者であり、格好の話し相手である教誨師に対し、真剣に思いを吐露する者もいれば、くだらない話に終始したり、罪を他人のせいにする者もいる。 一方、佐伯は彼らに寄り添いながらも、自分の言葉が本当に届いているのか、死刑囚たちが安らかに最期を迎えられるよう導くことが正しいのか苦悩する。
そして彼もまた、その葛藤を通して忘れたい過去と対峙し、自らの人生と向き合うことになる・・・

これもなかなか深い作品でした。
監督は佐向大、脚本参加作品が多いですが、監督作品もあります。 でも初めて作品を見ました。
主演は大杉漣、まだ今後も出演作が発表されるようですが、これは主演作としては最後かもしれませんね。 「恋のしずく」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15731937.html が一つ前の出演作でした。
6人の死刑囚の中で一番印象的なのは高宮で、玉置玲央が演じていました。 映画は初めてのようですね。 冷酷なようで、もしかしたら一番正直で、物事をしっかり見ている、それでいて抑えの聞かない役でした。

物語は、6人の死刑囚と教誨師である佐伯のやり取りのお話です。 みんな刑が確定している死刑囚、それぞれの言い分も、未練も、言い足りないことがある6人。 でも人を殺めていることは共通しているんですね。 なぜか口を開かない男も、結局は自分本位の考えの持ち主でした。 自分のことしかしゃべらない自己本位の叔母ちゃん、半分妄想の世界で生きています。 ヤクザの親分のような男は、何とか刑の執行を引き伸ばそうと、自供していない殺人も供述します。
でも実は佐伯自身もある過去を引きずっているんですね。 彼にはたった一人の兄がいました。 その兄が人を殺めているんですね。

今作で、大杉さんはやはり過酷な役柄ですね。 死と向かい合う教誨師、突然この世を去る俳優さんがいますが、数年前に若くして他界したフィリップ・シーモア・ホフマンも最後の数作は結構シビアな役をしていた事を思い出しました。
いい俳優さんでしたね。 多くの出演作は残りますし、その1本になりますね。

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死刑囚と向き合う役目を

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はじめはまったく話さなかった鈴木

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一見気さくなヤクザの組長の吉田

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大量殺人犯の高宮

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自己本位で妄想壁の野口

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学がないホームレスの進藤

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家族想いだった小川

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