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犬神家の一族 (2006年版)


信州・犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(仲代達矢)は、不可解な遺言状を残して永眠する。 犬神家の顧問弁護士である古館の助手・若林(嶋田豪)は、遺産相続にまつわる不吉な争いを予期して金田一耕肋(石坂浩二)に助けを求める手紙を送るが、何者かに毒入り煙草で殺害される。
犬神佐兵衛は生涯にわたって正式な妻子を持たず、松子(富司純子)、竹子(松坂慶子)、梅子(萬田久子)という腹違いの三人の娘がいた。 松子には佐清尾上菊之助)、竹子には佐武(葛山信吾)と小夜子(奥菜恵)、梅子には佐智(池内万作)という子供がそれぞれいる。 そして、犬神家には佐兵衛が今日の地盤を築いた大恩人である野々宮大式の孫娘・珠世(松嶋菜々子)も住んでいた。
問題の遺言状は佐清の復員を待って公開されることになっていたが、戦争で顔を負傷した佐清は、仮面をかぶって一族の前に現われた。 遺言状の内容は、犬神家の全財産と全事業の相続権を意味する三種の家宝、斧(よき)、琴、菊を、佐清、佐武、佐智のいずれかと結婚することを条件に、珠世に譲渡するというものだった。 だが、佐武は花鋏で殺され、生首だけ菊人形の首とすげかえられ、佐智は琴糸を首に巻きつけられ、そして佐清も斧で殺された。
犯行現場付近には、いつも珠世とその忠実な従者・猿蔵(永澤俊矢)の姿があった。やがて金田一耕介の推理によって全てが明らかになる・・・

さて、全く同じ作り、同じ監督によるリメイクが話題になった作品ですね。
監督は市川崑、このあと 「ユメ十夜」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2316789.html の第二夜を作ってそちらが遺作になっています。
金田一耕介役は石坂浩二、しかし彼は変わりませんね。 当時は60台半ばですが、1作目とあまり変わらず、ガンガン走っています。 お若いですね。 最近の映画出演は、「図書館戦争-THE LAST MISSION-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13542310.html を記事にしています。
そして珠世役で松嶋菜々子、近作は 「祈りの幕が下りる時」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15372316.html では悲しいヒロイン役をしていました。
肝心な佐清役は5代目尾上菊之助、「怪談:2007年版」、「THE CODE/暗号」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2274906.html に出演していますね。

お話は、前作である1976年版 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15229943.html と全く一緒ですね。 まあそういうコンセプトで作ってありますが、同じ役をしているのは石坂浩二さんだけ。
私としては、旅館の女中のはるが、当時は可愛かった坂口良子から誰になるかでしたが、深田恭子でしたね。 女優としては、当時はあまり評価が高くはなかったと思いますが、ちょい役ながら金田一と絡む役で存在感を見せていましたし、その後は、結構良い女優になって言っていますよね。 30を超えても綺麗でかわいい、彼女のポジションはいいですよね。
もちろん細かく見ていると、少しは違うところもありますが、基本はほぼ同じ作り、でも何か新鮮に感じました。

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金田一がやってくる

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早くも事件が

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佐兵衛のはら違いの娘3人

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佐清が現れ

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遺言書が読まれる

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