1969年のころ、年齢を詐称して入隊したアメリカ海兵隊内で彼(大塚芳忠)は 「ポーカーフェイス」 と呼ばれていた。 ベトナム戦争終結後には極秘の救出作戦に参加し、敵に悟られずに捕虜のもとへ辿り着くが、戦闘のスリルが味わいたいがために故意に発した銃声でベトナム兵を呼び寄せ状況を暗転させる。
結果、仲間の1人は死亡して1人は重傷、自身も片足を失う。 除隊後、チャイニーズマフィアの叔父に仕事を誘われ、日本にやってくる。
数年後、敵対するギャングに捕まり射殺されるが復活し、亜人として第二の戦場を手に入れる。 佐藤のハンチング帽はこの時にとどめを刺したボスに由来する・・・
さて今作の主役は佐藤ですね。
謎の多い存在の佐藤、しかし殺しに関してはプロ中のプロであり、一切妥協を許さず、温情も見せない。 ひたすら、立ち向かっているのは国家であるんですが、それは支配欲というより、何か巨大なものに挑みかかるのが楽しくてしょうがない、そんな感じがしますね。
暗いお話ですが、彼のアイデンティティがわかるお話ですね。