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だれかの木琴

2016年作品、東陽一監督、常盤貴子 池松荘亮 佐津川愛美 勝村政信出演。

“親海小夜子様。 本日はご来店、ありがとうございました。” 郊外の一軒家に引っ越してきたばかりの小夜子(常盤貴子)は、初めて訪れた美容室MINTの美容師、山田海斗(池松壮亮)からのメールを受け取る。 “今後ともよろしくお願いします” と返信する小夜子だったが、店では “営業メールにレス? 珍しいな” と驚かれていた。
専業主婦の小夜子は、警備機器会社に勤める夫の光太郎(勝村政信)と、中学生の娘かんな(木村美言)と3人暮らし。 仕事熱心で優しい夫と素直な娘に囲まれた家庭に、何の不満もなかった。 特に趣味もなく、友だちに会うこともない小夜子は、毎朝2人を送り出した後は、黙々と家事をこなす日々。
ところが翌日、海斗は小夜子からのメールに困惑する。 新し いベッドが届いたと写真を送って来たのだ。 “誘ってんだよ” と眉をひそめる海斗の恋人・唯(佐津川愛美)。 だが海斗は何となく、そんな単純なものではないと感じていた。
返信しないまま2週間が過ぎた頃、短大のクラス会があるからもう少し髪を切りたいと小夜子が店にやってくる。 翌日、ヘアスタイルを褒められたと報告するメールが届く。 店長(日比大介)からは、そういう客は大切にしろと言われるが、海斗の胸のもやもやは広がってゆくばかり。
やがて、返信が待ちきれなくなった小夜子は、店での会話を手掛かりに、海斗のアパートを探し当てる。 その夜、海斗が帰宅すると、玄関に袋に入った苺のパックがぶら下がっていた。 “たくさん買いすぎたのでどうぞ” という小夜子のメモと共に。
自分の口 の軽さに激しく後悔する海斗。
数日後、小夜子はふと “火曜日は休みです” という海斗の言葉を思い出し、引き寄せられるようにアパートを訪れる。 ドアの前で一瞬躊躇してから、呼び鈴を押す。 近くまで来たという小夜子を招き入れる海斗。 “そんなつもりじゃないんです”と慌てながらも、小夜子は吸い込まれるように部屋へ足を踏み入れる…

なかなか危ない展開のお話、ミステリーなのか、ドロドロの不倫ものなのか?
監督は東陽一、「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10443301.html という作品を見ています。 実話ベースのお話でした。
主演は常盤貴子、綺麗で大好きな女優さんですね。 映画作品としては 「アフタースクール」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7532230.html 「星になった少年」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14009301.html を見ています。
彼女役で佐津川愛美、「生きる街」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15424722.html に長女役で出演していました。
小夜子の夫役で勝村政信、ドラマですが 「破獄」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15435533.html を見ています。

物語は、たまたま引っ越し先ではいった美容室の店員海斗と、その顧客の小夜子の二人を中心にした展開になっていきます。 この業界はなかなか競争が激しいようですが、男の私は行ったことがない。 でも美容師には顧客がついてナンボという事なんでしょうね。
カリスマ美容師なんかはたまにテレビで取り上げられますが、そういうレベルでない人は、地域密着で、一度来たお客さんにリピートしてもらうのが重要なんでしょうね。そういった話も出てきますが、この小夜子はちょっと普通以上に粘着質なんですね。
でも今作では、ギリギリで踏みとどまって行きます。 ただ、海斗の彼女・唯はもちろん危険を感じ、行動を起こします。 当然ですよね。 彼女の行動は、唯の働くお店にまで及んでしまいますから。
小夜子の根底は寂しさがあるんでしょうか? あまり動揺せず、いつも冷静な感じの小夜子、でも心の奥底がどうなっているのか? それが見たくなるお話でした。

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時間が有り余る小夜子

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彼の営業メールが

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彼女に火をつけてしまった

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夫とは何の問題もなかった

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しかし彼の自宅まで行ってしまう小夜子

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