anttiorbの映画、映像の世界

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閃光少女

2017年作品、ワン・ラン監督、シュー・ルー パン・ユーチャン出演。

学校の伝統音楽部で伝統楽器・楊琴に打ち込む女子高生ジン(シュー・ルー)。 彼女は幼馴染でずっと一緒のリ・ヨウ(パン・ユーチャン)と、決まり破って、飲食禁止の学校で、おでんを食べていた。 そして見つかってしまい全校生徒の前で規則を破ったことを発表されてしまう。
静養音楽部と伝統音楽部は、いつも張り合っていて、とうとう喧嘩になってしまう。 しかし学校は西洋音楽部びいきで、伝統音楽部のほうに鉄格子をはめてしまい、西洋音楽部のほうには進入禁止にしてしまう。 喧嘩両成敗ではないのだった。
そんなある日、西洋音楽部に所属するワン先輩(ルオ・ミンチェ)が奏でるピアノの音色を聴き、恋に落ちてしまう。 猪突猛進! なにごとにも全力なジンは、先輩に振り向いてもらうべく、演奏の場を求めるが、たったふたりではどうしようもない。 そんな時、学校で少し浮いた存在のコスプレ集団に声をかけ、伝統楽器を取り入れたバンド 「2.5次元」 を結成する。 しかし彼女たちはただでは動かない、毎週フィギアを買うことを約束してしまうのだった。
結成当初は嫌々やっていたメンバーたちも次第に熱中してゆき、活動を通して改めて伝統音楽の偉大さ、大切さを感じるのであった。 ネットではそんなメンバーたちの活動を応援する人が続出していく。
ところがそんな最中、伝統音楽部が突然閉鎖してしまうことになる。 ジンたちは学部存続をかけ、西洋音楽部に挑戦状を叩きつける…

さてシネカリで好評だったこの作品、しっかりとラインナップされたんで見る事ができました。
監督はワン・ラン、初監督作品のようです。
そしてシュー・ルーとパン・ユーチャンも初出演でしょうかね?

物語は音楽青春ドラマになっています。 しかしコミカルの中に、西洋化していく中国の姿が描かれていますね。 西洋音楽部は、学校でも優遇され、おそらく志望者も多いんでしょう。 そして逆に虐げられているのが伝統音楽部、そして学校はとうとう伝統音楽部の募集を取りやめるという発表をしてしまいます。 今いる在校生が最後ということになりますが、これは納得できない伝統音楽部、そして演奏で決めようということになって行きます。
日本は明治維新、第2次大戦後、西洋化を比較的上手く取り入れたほうだと思いますが、中華圏の人たちは、少し前から、西洋化が極端になっている気がします。
いいところは取り入れ、必要のないところは捨てる、何でもかんでもというのは決してよくはない、そんな裏メッセージがある気がします。
そして、興味深いのが、エンドロールで、主役のふたりの数年後のような映像が入っているんですね。 これは続編のふりなんでしょうか? もし続編があるならそこまで行かないで、翌年の場面を見たいところですが。

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幼馴染のふたり

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飲食禁止もなんのその

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しかしジンは恋をする

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そして2次元のメンバーとバンド結成

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そして西洋音楽部との

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戦いに

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