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犬ヶ島


今から20年後の日本。 メガ崎市ではドッグ病が蔓延し、人間への感染を恐れた小林市長(声:野村訓市)が、すべての犬を “犬ヶ島” に追放すると宣言する。
数か月後、犬ヶ島では、怒りと悲しみと空腹を抱えた犬たちがさまよっていた。 その中に、ひときわ大きな5匹のグループがいる。 かつては快適な家の中で飼われていたレックス(エドワード・ノートン)、22本のドッグフードのCMに出演したキング(ボブ・バラバン)、高校野球で最強チームのマスコットだったボス(ビル・マーレイ)、健康管理に気を使ってくれる飼い主の愛犬だったデューク(ジェフ・ゴールドブラム)だ。 そんな元ペットの4匹に、強く生きろと喝を入れるのが、ノラ犬だったチーフ(ブライアン・クランストン)だ。
ある時、一人の少年(コーユー・ランキン)が小型飛行機で島に降り立つ。 彼の名はアタリ、護衛犬だったスポッツを捜しに来た小林市長の養子だ。 事故で両親を亡くして ひとりぼっちになり、遠縁の小林市長に引き取られた12歳のアタリにとって、スポッツだけが心を許せる親友だった。
スポッツは鍵のかかったオリから出られずに死んでしまったと思われたが、それは“犬” 違いだった。 何としてもスポッツを救い出すと決意するアタリに感動したレックスは、伝説の予言犬ジュピター(F・マーリー・エイブラハム)とオラクル(ティルダ・スウィントン)を訪ねて、教えを請おうと提案する。
一方、メガ崎市では、小林政権を批判し、ドッグ病の治療薬を研究していた渡辺教授(伊藤晃)が軟禁される。 メガ崎高校新聞部のヒロシ編集員(村上虹郎)と留学生のウォーカー(グレタ・ガーウィグ)は、背後に潜む陰謀をかぎつけ調査を始める。
アタリと5匹は、予言犬の 「旅を続けよ」 という言葉に従うが、思わぬアクシデントから、アタリとチーフが仲間からはぐれてしまう。 少しずつ心を通い合わせ始める一人と一匹に、さらなる冒険が待っていた・・・

これは字幕で見たい作品、都内では吹き替えの無い館がありそこでみると、外人さんが結構いました。
監督はウェス・アンダーソン、「グランド・ブダペスト・ホテル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11710404.html を見て、もうこの監督の作品は観ていけると思いました。 クセがありますが、はまると見たくなる監督ですね。
主演としてはアタリ少年の声をしているコーユー・ランキンでしょう。 彼はスコットランド系カナダ人の父親と日本人の母親を持ち、日本語と英語を話すということですが、ちょっと日本語に癖がありました。
そしてチーフの声はブライアン・クランストン、「潜入者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14932142.html が近年の公開作品ですね。
小林市長役は野村訓市、「ロスト・イン・トランスレーション」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15465024.html に出演していました。 本作では共同原作/キャスティング・ディレクターを務めています。

物語は、近未来の滑空の日本の都市でのお話ですね。 犬に蔓延する二つの病気、そのために犬を追放する、それもゴミの島に。 まずはじめに自分の養子が飼っているスポッツを島に送り、そしてどんどんペットだった犬を島に送り続ける小林市長。
島では、ゴミをあさり病気も治らない醜悪な環境です。 でもそこに一機の飛行機が不時着します。 それに乗っていたのは少年でした。 頭に怪我をしていましたが、4匹の犬に助けられます。 4匹は元ペット、人間に馴染みがありますが、野良だったチーフは、ちょっと敵対心を持っているんですね。 でも、何か興味があり4匹についていきます。
少年アタリはスポッツを探すために来たんですね。 そして養父に父のやり方に疑問を持っていきます。
監督が手間ひまをかけて作ったストップモーション・アニメーション、CGを嫌う監督らしい、手作り感満載のシュールなお話。豪華製友人の参加で、日本語部分には字幕は入りません。 でも聞き取りづらいシーンにはしっかり、英語での同時通訳で字幕が入る(^^)
じっくり見た後に監督のいいたいことを考えたい作品ですね。

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犬が追放された島に住む5匹

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そこに少年が

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そして一人と5匹は

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旅を始める

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一方、メガ崎市では

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