anttiorbの映画、映像の世界

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フィラデルフィア物語


フィアデルフィアの大富豪ロード家の長女トレイシー(キャサリン・ヘプバーン)は、同じく上流のG・K・デクスター・ヘイヴン(ケーリー・グラント)と恋愛におちて結婚したが、たちまち破境の嘆きを見た。 それはトレイシーが世間知らずで、人の欠点を許容することが出来ず、完全な人格を相手に求めるところに原因して、デクスターがやけ酒を飲みすぎたのが直接の動機だった。 しかしデクスターはなお彼女を愛している。
そのトレイシーが貧困から身を起こして出世したジョージ・キットリッジ(ジョン・ハワード)と結婚することとなる。 スパイという黄表紙雑誌の記者となり、南米へ行っていたデクスターは、トレイシーが間違った結婚をするのを助けようと帰ってくる。 彼はスパイの記者マコーレイ・コナー(ジェームズ・スチュワート)とその恋人で写真班のエリザベス・イ ムブリー(ルース・ハッセイ)を、南米にいるトレイシーの弟の親友だといってつれて来る。
コナーは小説家であるが、パンのためにいやいやスパイの記者をしている男で、フィラデルフィア名門の結婚式の模様などをすっぱ抜き記事にしたくなかったのである。さて、デクスターをいまだに怒っているトレイシーは、彼のお節介に腹を立てたが、断ると父のあるダンサーのことをスパイが発表するというので、彼らを表向き客として泊めることになる。
父のセス(ジョン・ハリディ)が別居しているのも、トレイシーが完全人格を望むくせで、母に無理矢理に追い出させたのである。 花婿のキットリッジは、トレイシーを理解していないし、名門との縁組を最も関心事としているがトレイシーはそれに気づかず、立派な人格者として見ている。 
ところがデクスターのとコナーのあけっぷろげの愛すべき性格は、トレイシーの目を少しばかりあけたようであったのだが…

ジャンルは一応コメディとなる感じですね。 まあ往年の名優が揃った感じのこの作品、80年近く前となるんですね。
主演はキャサリン・ヘプバーン、「招かれざる客」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14338415.html では人種を超えた恋愛をする娘を持った母親役、「黄昏」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11955627.html では年老いた妻役をしていました。

物語は、恋愛結婚をした大富豪の娘が、縁あって再婚しようとしたところに、別れた夫が駆けつけてくるお話ですね。 彼女が選んだ今度のお相手は、デクスターと全く違う相手でした。 貧困から成りあがった男で、デクスターはどうしてもそれを阻止したい感情に駆られるんですね。
彼女が道を誤ってはいけない、ただの冷やかしともちょっと違う感じです。
どうも、トレイシ―が潔癖というか完全主義者なところが、周りが振り回されている感じです。
しかし自分の再婚の時に駆けつけてくるデクスターの今までない一面を彼女はちょっと垣間見えたことで、今までの自分のふるまい、考えが少しずつ変わっていくんですね。
ケーリー・グラントや、ジェームズ・スチュワートは、サスペンス調の作品でしか見る機会があまりないんですが、こういうコメディタッチの作品も出ているという事と、なんでも駆り出される売れっ子だったという事でしょうか?

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トレイシーをめぐって

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デクスターが

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再婚阻止に向けて

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自由奔放の彼女

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さて再婚してしまうのか?

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