ある日、町に来た移動遊園地を家族で見に行った。 そこでの司会をしていたのが、今は売れなくなったベテラン俳優のフェニックス・ブキャナン(ヒュー・グラント)だった。 しかし彼の話術は上手く、動物園は賑やかに開幕をした。
パディントンはサミュエル・グルーバー(ジム・ブロードベント)のアンティークショップで見つけた、ロンドンの街を描いた飛び出す絵本を買おうと考えた。 昔からロンドンを見たいと思っていたルーシー叔母さんへの100歳の誕生日のプレゼントにしたかったのである。 しかしそれは高価な本で、金貨1枚どころではないと言われ、彼は自分で働きお金を稼ごうと思い立つ。 パディントンは窓ふきをして絵本を買う金を貯めることにした。
泥棒を追いかけたのだが逃げられてしまい、 逆にパディントンが盗んだとして告発されてしまう。 グルーバー氏はパディントンが盗んだとは思っていなかったが、パディントンの言う泥棒がいた証拠が見つからなかった。 結局パディントンは不当に罪を認めさせられて、懲役刑に課せられた。
一方、泥棒は家に帰ると変装を解いたのだが、彼はブラウン家の向かいに住んでいる元俳優のフェニックス・ブキャナンであった。 移動遊園地のオープニングセレモニーが数日前にあり、そこでブキャナンはパディントンから飛び出す絵本の話を聞いたからなのである。 それは、実はブキャナンがもう見つからないと思っていた絵本だった。
一方、監獄では、パディントンは多くの囚人たちとすぐに友達関係になることができた。 その中には気の短いことで恐れられて いた料理人のナックルズ(ブレンダン・グリーゾン)も含まれていた。 ナックルはパディントンのマーマレードサンドに感心し、パディントンを自分の助手にしたのである。
同じころ、ブラウン一家はパディントンの汚名を晴らそうと活動していた。 そしてブキャナンは、飛び出す絵本の示す場所に、祖父の隠した財宝のありかを示す手がかりを探していた。 実は、その昔、ブキャナンの祖父は、サーカスの女性人気軽業師を殺してその財産を横取りしようとしたのである。 ところが見つけたのは飛びたす絵本だけだった。
ブキャナンが怪しいと目星をつけたブラウン一家は、ブキャナンを外に誘い出し、そのすきにメアリー(サリー・ホーキンス)がブキャナンの家に忍び込んだ。 絵本そのものは見つからなかったものの、屋根裏の 隠し部屋を見つけ、そこにはパディントンの見た泥棒の衣装などがあった。
ブキャナンの追及に夢中になっていたブラウン一家はパディントンの面会時間を忘れてしまっていた。 それをブラウン一家に見捨てられたと勘違いしたパディントンは失望し、ナックルズら囚人仲間の誘いに乗って脱獄することにした。
続編公開となりました。これもお正月に見るにはいい映画でした。
監督はポール・キング、前作 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13825997.html 以外はあまり見ていない監督ですが、それ以前の作品もいつか見て観たいです。
さて物語は、今はあまり売れなくなってしまったベテラン俳優が、自らのワンマンショーを開催したいがための資金を欲しいがための犯罪の濡れ衣を着せられてしまったパディントンのお話です。
あっという間に捕まってしまったパディントン、刑務所での恐怖の生活が始まるんですが、町のみんなから愛されるようになったパディントンは、刑務所でもほどなく囚人たちから可愛がられるようになりました。 もちろんいい意味で(^^)
しかしなかなか犯人が見つからない、それはブキャナンが、いろんな衣装で犯罪をするので、顔を見られても逆効果で却って犯人像がわからず、窃盗団だと思われてしまうんですね。
しかし、今作は、1作目よりも面白かった。 1作目はブラウン家との出会いが主でしたが、今作ではもう町の人気者になり、小熊の性格の良さをみんな (ただ一人を除いて) が知っているんですね。 そして冒険活劇あり、おいしそうなシーンもあり、なかなかドラマ自体もよくできていました。
1作目のもどかしさが、今作ではうまく緩和され、ラストがちょっと感動が来るいい作品に仕上がっています。