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ラスト・シフト/最期の夜勤

2014年作品、アンソニー・ディブラシ監督、ジュリアナ・ハーカヴィ、ジョシュア・ミケル、J・ラローズ、メアリー・ランクフォード、ナタリー・ヴィクトリア、ハンク・ストーン出演。

アメリカ、アラバマ州・サンフォード。 若い女ジェシカ・ローレン巡査(ジュリアナ・ハーカヴィ)は、本日が初めての警察官としての仕事で勤務地はサンフォード警察の旧庁舎だった。
心配する母親から電話がかかってくるが、母が心配するのは、ジェシカの父(ランディ・モルナー)も元警官で、殉職したからだった。 しかし、警官の殆どが殉職せずに定年を迎えると言って、ジェシカは母を納得させ、車内で電話を切って、警察署に入る。
旧庁舎にいたのは、細い初老男性のコーエン巡査部長(ハンク・ストーン)。 勤務地が間違いなのではないかと指摘するジェシカに、「今夜の勤務地はここだ」 と告げてくる。
サンフォード警察は新庁舎への移転がほぼ終わり、明日から正式に新庁舎で勤務が開始になる。 旧庁舎には物もほとんど残っていない。 しかし手違いで、証拠品の針と血染めの服がまだ処分できていなかった。 普通ごみとして捨てるわけにいかないので産廃業者が取りに来るのだが、それが今晩の午後10時から午前4時までの間なのだ。
ジェシカに任せられた仕事は、その間旧庁舎の夜勤をして、産廃業者にごみを引き渡すというもの、署員がたくさんいるのに警備員を雇って任せるわけにいかず、それでジェシカがその仕事を任されたのだった。
コーエン巡査部長は、緊急通報はすでに新庁舎に転送されることを告げ、もし来訪者があれば新庁舎に案内しろと言う。 新庁舎の住所と、コーエン巡査部長の連絡先は壁に書かれていると告げ、「留置所には近づくな」 と言って、ジェシカと交代で帰っていってしまう。
ひとりでの夜勤は退屈で眠く、ジェシカは警官の心得を読みながら時間をつぶしていると、廊下の蛍光灯が点滅を始め、電話が鳴りだす。 電話を取ると 「助けて、監禁された」 という切迫した少女の声が聞こえてきた。 ジェシカは場所を聞くが、少女はそれに答えず 「みんな死んでる」 と言うと電話が切れる。 ジェシカは新庁舎へ確認と報告の電話を入れるが、転送漏れはないそうだ。 コーエン巡査部長へ電話を入れるが、連絡が取れない。
午後10時、夜食のサンドイッチを食べたジェシカは、長い黒髪が出て来て不気味に思います。 ノックの音がしたので外へ出るが、誰もいない。 戻ろうとするとホームレス風のはだしの中年男性が入り込んでおり、署内で立ち小便をしていた。 ジェシカは特殊警棒を持って追い出す。 
トイレで手を洗っていると排水管から音がして、クツを見つけたので、外に置いておく。 男子トイレは臭く、黒い水がたまっていた。
ロッカー室も見回ると、25号に鍵がささったままで、そのロッカーの奥には写真が挟まっていた。 手に取ったジェシカは思わず微笑む。 それはジェシカの父が置いたらしき写真で、幼い頃の自分と父のものだった。 ジェシカのことを 父は 「甘えん坊さん」 と呼んでいた。
ロッカーの元の位置に写真を戻して回りを見ると、すべてのロッカーの扉が開いていた。 そして電話先ほどの少女からがかかってくる。
名前を聞くと 「モニカ」 と答え、目印となりそうなものを聞くと、牧場でブタがいると言う。 そして 「彼らが戻って来る」 というとまた電話が切れてしまう。
何か得体のしれない不気味さが漂ってくるのだった・・・

夜の旧庁舎のたった一人の夜勤、それも初仕事、これは断れない恐怖ですね。
監督はアンソニー・ディブラシ、監督作品は3作品あるようですが、全部日本未公開なんです。 もったいない気がしますが。
主演はジュリアナ・ハーカヴィ、ドラマには結構でていますが、映画出演は少ない感じですね。 

彼女が警官として初めての勤務地となり、お留守番をすることになったのは、ある意味仕方がないことですが、場所があまりにも不気味なところだったとは、はじめの時点では気が付きませんでした。
そしてまず現れた汚いホームレス、一体どこから侵入したのか? 彼はその後再び署内に入り込んでいます。 そして明らかに何かにおびえているんですね。 そしてとうとういろんな人の気配がし始め、照明がついたり消えたりし始めます。
そして新庁舎から様子を見に来たという警官が現れ、彼は、亡き父と一緒に仕事をしたことがあると言い、彼女のことが心配でやってきたというんですね。
しかしもう恐ろしい出来事はもう始まっており、ここで過去のおかしなサイコパスの集団が大きな問題を起こした犯罪現場だったことは、彼女は知る由も無く、父の殉職とも関係があったことも。
意外に怖い心霊ホラー、そしてラストは衝撃の結末でした。

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電話がかかってくる

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ホームレスが入り込んでくる

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追い出しても何度も進入してくる

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そして明かりが消えると

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恐ろしい死体が

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そしてロッカールームに

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さらに恐ろしい形相の亡霊が

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