anttiorbの映画、映像の世界

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花のお江戸の無責任

1964年作品、山本嘉次郎監督、植木等主演。

父親を闇打ちされた古屋助六植木等)は、仇討のために江戸へ向った。 しかし相手の目印は、背中の刀傷だけという心ぼそさだった。
だが根っから陽性の助六は、そんなことは意に介さず 「早いとこパッパッと勝負をつけて、半年ばかり楽しく江戸で遊んでこよう」と最高にゴキゲンなのだった。
鈴ケ森にさしかかった助六は雲助に因縁をつけられている白井権八谷啓)を「ブァーッ」 と胸のすくタンカで助けだした。 そこへ通りかかったのが、今売り出し中の侠客播随院長兵衛(ハナ肇)。 助六権八は、長兵衛の侠気にすっかり感激し、二人は長兵衛の家に居候することになった。
ところが、長兵衛の女房おぎん(草笛光子)は大変な女だった。 ちょっとでも逆らおうものなら長ぎせるでポカリとされてしまう。 あげくに二人は、吉原で石焼芋屋をやらされるはめになる。
二人は夜桜で賑わう仲の町を 「イシヤキイーモー」 と世にも情けない顔をして歩くのだった。 そんな二人だが、ある日長兵衛の留守中に助けを求めにきた、道具屋の娘お菊(藤山陽子)を白柄組から救けだして男をあげた。
長兵衛からほうびにヒマをもらった二人は勇躍して吉原にくりこんだ。 助六の目ざす相手は、今を盛りのおいらん揚巻(団令子)だ。 そこへやってきたのが、白柄組の親分格髭の意休(進藤英太郎)だ。
助六は、いやがる揚巻を口説きおとそうとする意休の前で威勢のいいタンカをきり揚巻の心をつかんだのだった・・・

今作は、クレージーキャッツの時代劇シリーズの第2弾ですね。 前作の「ホラ吹き太閤記」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14910084.html からまた調子の良い植木等が見れる作品ですね。
監督は山本嘉次郎クレージーキャッツ植木等作品は今作だけのようですね。 だからちょっとテイストの違いを感じます。
ただ出演している俳優さんたちは常連さんなんで、監督の色というよりも、流れに任せれば、しっかりと一連のクレージー映画になっていくんでは?
しかし毎回思うんですが、女優陣が、やはり全盛期で皆さんお綺麗ですね。 正直、ベテラン女優としてしか見ない近年の女優さんたちですが、おぎん役の草笛さんもお菊役の藤山さん、揚巻役の団さんも、皆さんお美しいんですよね。
お笑い作品でも、何か品がある感じがするんですよね。 それを見るだけでも価値のある作品です。

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播随院長兵衛のところで世話になる古屋助六

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そして啖呵を切る助六

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お菊の心を射止められるか

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