anttiorbの映画、映像の世界

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人生はシネマティック!

2017年作品、ロネ・シェルフィグ監督、ジェマ・アータートン サム・クラフリン ビル・ナイ ジャック・ヒューストン出演。

1940年、第二次世界大戦下のロンドン。
連戦連勝のドイツ軍からの絶え間ない空爆にさらされている街は、男性が次々と徴兵され、女性や子供、老人ばかりが残されていた。 そんな中、イギリス政府は国民を鼓舞するために戦意高揚映画(=プロパガンダ映画)を日夜製作していた。
ある日、コピーライターの秘書カトリン(ジェマ・アタートン)が、徴兵されたライターの代わりに書いた広告コピーが情報省映画局の特別顧問バックリー(サム・クラフリン)の目に留まり、彼女は新作映画の脚本家としてスカウトされる。
彼女が描くのは、双子の姉妹が父親の漁船で海にこぎ出し、「ダンケルクの戦い」 でドイツ軍の包囲から撤退するイギリス兵士を救う物語だった。 しかしギャラはそんなに多くはなかった。
新しい職に就いたカトリンは、スペイン戦争で足を負傷し、空襲監視員を務めながら画家の夢を諦めきれずにいる夫エリス(ジャック・ヒューストン)との暮らしを守るため、少ないギャラでも、なんとしても映画の仕事を成功させることを決意する。 まずは二人の取材をするのだが、実際の伝わっている話とは少し違う。 
情報省映画局からの出向する形で制作会社ベイカー・プロでの執筆がスタートしたカトリンは、バックリーとパーフィット(ポール・リッター)の3人の共同で脚本化に挑戦する。 だが滑り出しから、情報省のフィル・ムーア(レイチェル・スターリング)に呼び出しを食らってしまう。 姉妹が乗る船ナンシー号のエンジン故障の場面が、英国の威信を傷つけるから脚本を直せと要求が入ったのだ。 脚本のペアを組むバックリーからも容赦のないダメ出しをされ、厳しい検閲や政府の要望がある度に衝突しながら、脚本は進んでいった。
やがてスタッフや役者が決まり、いよいよデヴォンでの3週間のロケが始まるが、監督はノンフィクションの経験しかなく、出足から不安がいっぱだった。 
出演者のひとり、アンブローズ(ビル・ナイ)は、かつて刑事ドラマシリーズで人気を博したプライドを捨て切れない落ち目の俳優だった。 そんな彼も、戦争の空爆でエージェントのサミー(エディ・マーサン)を亡くし、代わりにその姉のソフィー(ヘレン・マックロリー)が新しい代理人として、アンブローズに新境地を開かせようと奮闘していた。
製作陣の足並みが揃わない中、軍部からの横やりが入る。 アメリカの参戦を促すため、無理矢理に追加のキャスティングが決まったのだ。 勇敢なアメリカ人を演出するため、アメリカ人パイロット、カール・ランドベック(ジェイク・レイシー)が加わることになったが、彼は演技経験が全くないズブの素人。
そこでカトリンは、アンブローズを何とか説得して演技指導を頼むことに成功する。出演者たちで何度もリハーサルを繰り返しながら、少しずつ絆を深めて撮影は進んでいく。 カトリンにとっても、映画作りは確実にやり甲斐のあるものになっていた。バックリーとも仕事をしていく中で、互いに親しみと好感を抱くようになる。 そんな2人の情熱が、脚本にも次第に表れていった。 自分が活躍するシーンを 増やしたいアンブローズのわがままに付きっきりになっていたカトリンだが、ロンドンで個展を開いた夫のもとに帰るため撮影現場をあとにするのだったが・・・

監督はロネ・シェルフィグデンマーク出身の女性監督、初めて作品を見ましたが、なかなかの監督ですね。
主演はジェマ・アータートン、最新作は 「ディストピア パンドラの少女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15014291.html で主演の教師役でした。 そして相手役でサム・クラフリン、「世界一キライなあなたに」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14472286.html はよかったですね。 難しい役でしたが、しっかりこなしていました。
物語は、第2次大戦中のイギリスの物語。 戦争中なんで、戦意高揚の作品が多く作られるのは、どの国も一緒ですね。
そして今回の題材はダンケルクでした。 ちょうど先日ノーラン監督の 「ダンケルク」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15133487.html を見たばかりなので、タイミングとしてもバッチリでした。
しかし、時折入るロンドンへの空襲、ここで多くの人命が失われていきます。 始めにビル・ナイ演じるアンブローズのマネージャーでした。 エージェントという言い方で、エディ・マーサンが演じていましたが、アンブローズはここで考えが変わってくるきっかけになりました。
しかし、いきなりのアメリカ人器用、それも素人のパイロットということで、下手をすると大きく映画がそれていってしまう横槍でした。 しかしここでカトリンとアンブローズに信頼関係が出来ていくんですね。 ロケ地では彼女を頼るアンブローズ、しかし夫のことが気になる彼女は、ロケの終わりを待たずにいったん家に帰るんですが。
この作品は映画愛に満ちていると同時に、アメリカの映画界と、イギリスとの違いもシニカルにうたっています。
なかなかいい作品、ドラマでした。

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脚本の職を得たカトリン

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双子の取材に行く

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今回の脚本はダンケルク

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しかしロンドンは空襲が頻繁に

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アンブローズが彼女を信頼する

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そしてロケ地に

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