自由ヶ丘を歩いていた失業中の無責任男・源等（植木等）は、キセルなんてなんのその、無賃乗車で巧みにここに下車したのだった。 そんな時、道で出会った長谷川武（ハナ肇）という男からタバコの火を借りるが、この長谷川からある事を聞かされる。
それを知った等はチャンスとばかりに王仁家と幕田家に行き、専務と常務に 「明音楽器はあなたの物です」 とおだてて入社に成功した。
さらに、丸山英子（団令子）の預金を見つけた源等、通帳ほしさに一円玉を預金して一〇〇万とオオボラ吹いてすかさず結婚を申込む。 ガッチリ屋の英子も喜んで、見事に結婚。 結婚式は1000円会費で、等と英子は式そこのけで金儲け、旅行は観光旅行に紛れ込む有り様。
そして等は長谷川に惚れているバーのマダム・静子（草笛光子）、王仁の恋人・マダム満江（中島そのみ）、宮前のお目当て芸者・初太郎（中真千子）のハートを捕らえ、しまいには同僚の中込（谷啓）と厚子（藤山陽子）の仲を取り持つ調子良さだった。
行くところまで行って行き詰る？ まあ根拠のない突っ走りなんで、会社としてはどんどん振り回され、お調子者が発覚して首になるそんなパターンですが、でもそれでは終わらないところがこの一連の作品の爽快なところ。
そしてしっかり１作目の続編というのが最後にわかりますね。
また日本一シリーズで見ていない物を見て行きたいです。
