anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

最後の猿の惑星

1973年作品、J・リー・トンプソン監督、ロディ・マクドウォール、クロード・エイキンス、ナタリー・トランディ出演。

猿と人間の核戦争によって、両者は殆ど全滅したが、それでもほんの僅かの者が生き残り、やがて猿が新しい社会の支配者となった。 猿のリーダーはシーザー(ロディ・マクドウォール)で、妻リーサ(ナタリー・トランディ)、哲学者のバージル(ポール・ウィリアムス)とマクドナルド(オースティン・ストーカー)などの協力者がいた。
マクドナルドは核戦争前に猿解放に力を尽くした黒人だった。
ある日シーザーは、宇宙船でカルフォルニアに不時着した時、両親が行なった記者会見のビデオテープが、核戦争で破壊された最寄りの都市の地下に眠っている事を知った。 シーザーの両親は人間たちに殺されてしまったが、予言能力を持っていた彼らが何を予言したかを彼は知りた くなった。
シーザーは、バージルマクドナルドを連れ、破壊された都市の地下にもぐり、目的のテープを発見した。 それによれば、地球はあと1000年もたてば猿が世界を滅ぼすという事であった。
同じ頃、核戦争を生き延びて都市の地下で潜伏していたコルプ(セヴァーン・ダーデン)たちミュータントの人間は、シーザーが自分たちを侵略しに来たと思い込み、強硬策に出る。 コルプは偵察隊を派遣してシーザーの村を探し当て、先制攻撃を仕掛けるため、自ら戦闘部隊を率いて出撃する。
一方、人間を敵視するアルドー(クロード・エイキンス)は配下のゴリラと共にシーザーへの反乱を計画するが、偶然密議を聞いていたシーザーの息子コーネリアス(ボビー・ポーター)に気付き、「猿は猿を殺さない」 という猿の掟を破りコーネリアスの口封じを試みる。
その後シーザーが、瀕死の重傷を負ったコーネリアスの看病に追われている間に、コルプたちが村に迫っていることが分かり、アルドーは人間たちを拘束して武器庫から武器を奪い、戒厳令を敷くのだった・・・

やっぱり起きてしまった核戦争、人間と猿の悲しい戦争が起きてしまった後の物語ですね。
監督は引き続きJ・リー・トンプソン、そしてシーザー役は引き続きロディ・マクウォール、彼は初期作品でコーネリアスも演じています。 また 「ポセイドン・アドベンチャー」  https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14371544.html にも出演しています。
今作は、ここまでは運命の通りに猿の社会が形成されつつあるんですね。 しかしここではまだ、人間の理性のある人物・マクドナルドという黒人の理性的な存在がいて、猿と人間の間を取り持っています。 シーザーも彼には全幅の信頼を置いています。
面白いのは、猿に対して読み書きなどを彼が教えているところですね。 しかしその中でゴリラはなかなか覚えが悪く、どちらかというと戦闘的なんですね。 勉強はもちろん嫌いでその筆頭がアルドーでした。
そしてとうとう彼は 「猿は猿を殺さない」 という掟を破ってしまいます。
はたして人間と猿の共存の世界は来るんでしょうか? そこにシーザーの大きな使命があるんですが。

イメージ 1
猿主導の時代が来た

イメージ 2
しかしアルドーは人間に懐疑的だった

イメージ 3
そして生き残りの人間が襲ってくる

イメージ 5
そしてコーネリアスが事故に遭う

イメージ 4
アルドーが反乱を起こす

イメージ 6
シーザーも狙われる

イメージ 7