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ダブルミンツ

2017年作品、内田英治監督、淵上泰史田中俊介須賀健太、川籠石駿平、冨手麻妙高橋和也出演。

「女を殺した」 ある日突然、壱河光夫(淵上泰史)の携帯電話にかかってきた高圧的な声の主は、高校時代の同級生で、今はチンピラになっている市川光央(田中俊介)だった。 すぐに光央のところに向かった光夫が目にしたのは、車のトランクの中に横たわる光央の彼女の麻美(冨手麻妙)の姿だった。
高校時代に出会った同じ “イチカワミツオ” の音の名前を持つ二人。 光夫(川籠石駿平)は冷酷で高飛車な光央(須賀健太)にいきなり体育館の倉庫で全裸にされ、閉じ込められてしまう。
放課後こっそり帰ろうとする光夫だったが、扉は鍵がかけられていた。 絶望した光夫の後ろにいたのは光央だった。 彼は光夫に、自分の犬になるなら助けてやると言い、光夫は下僕として主従関係を結ぶこととなるのだった。
しばらくして光夫に彼女ができる。 リツコ(川崎美海)というが、なかなか彼女はやらせてくれない。 誕生日まで待ってほしいと言うばかりだったが、そんな二人の姿を見た光央は、手早く彼女を口説き光夫の目の前で処女を奪ってしまうのだった。 その後光夫も彼女を抱くのだが、彼はその時ある決心をするのだった。
衝撃的な再会をした光夫と光央だが、この死体の処理をしなければならない。 車で都会から離れた山に埋めに行く二人だが、散々酒を飲んで光央は全く作業をしようとしない。 
やっとのことで埋める時、光央は彼女からもらった指輪も、一緒に埋めるが、結局光央は怖くなって自首すると言いはじめる。 呆れた光夫だったが、彼は光央にキスをするのだった。 そして光夫は車から降りて一人で歩き始めてしまうのだった。
光央はやはり自首をするが、埋めたはずの場所からは何も出ては来なかった。 取調べで、虚言を吐いたと叱責される光央の前に現れたのは、一匹狼で光央が出入りしている暴力団を監視している、マル暴の中岡刑事(高橋和也)だった。
中岡は、何かを感じ、一緒に埋めたと言っていた壱河光夫のところに事情を聴きに来るが、彼は顔色ひとつかえずに中岡をかわしていく。
この事件をきっかけに、光夫と光央の関係は、やがて高校時代の主従関係でない、新しい形の関係へと姿を変えていくのだった…

上映前に、4人の “ミツオ” の紹介と、お礼の映像が流れるこの作品、はじめ妙に丁寧だなあと思いましたが、これは同姓同名の “イチカワミツオ” が登場してくるので、必要なんだと思いました。
監督は内田英治、初めて鑑賞する監督です。 主演は淵上泰史、「僕だけがいない街」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13996181.html 「マエストロ!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12683939.html に出演していますが、主演作は初めて見ました。
もう一人の “ミツオ” の田中俊介も初めて見ましたが、良いチンピラ役で、スイッチが入った時と、弱気の時の感じが上手く演じ分けていましたね。
今作では須賀健太君が、支配する側のミツオの高校生時代を演じていましたが、彼の悪役も珍しいかも。 あとはちょっと癖のある刑事役で高橋和也が出演。 「海よりもまだ深く」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14165839.html での主人公の義弟役が最近ですね。
物語はこの後、小木茂光演じるヤクザの佐伯も絡んできますが、どうも光央は彼に気に入られているんですね。 本当に末端のチンピラで、組員とは思われてはいませんが、仕事を割り振られている。
今作は、同性愛を真正面から取り上げています。 どうして光夫が光央の犬になったのか? それは初めから彼の内に、そういう性があったからだという事がどんどんわかってきます。 逆に光央の方はそれに気が付かず、先に自覚をした光夫の方が主導権を取っていくところがなかなか面白いですね。
男だけの世界には、大なり小なり、こういう事はあるんでしょうね。 昔の武士の世界でも、衆道があったし、体育会とか特殊な男子だけの世界にも多く存在しているんでしょうね。

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高校で出会った二人

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そして彼のところに電話がかかり

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そこには死体が

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しかし埋めたあと死体が消え、刑事の中岡が気にし始める

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ヤクザの幹部の佐伯

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そして二人はある関係になっていく

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