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トンネル 闇に鎖(とざ)された男

2016年作品、キム・ソンフン監督、ハ・ジョンウ、ペ・ドゥナキム・ソンフン出演。

自動車ディーラーのジョンス(ハ・ジョンウ)は大きな契約を成功させ、妻セヒョン(ペ・ドゥナ)と娘が待つ家へ帰ろうと車で向かっていた。 途中給油のためガソリンスタンドに立ち寄り、定額で給油するつもりだったが、年輩のスタンド員は満タンにしてしまう。 どうも時間がかかるわけだ。
店長が出てきて、耳が遠いのでよく間違うとお詫びを言いに来た。 仕方なく走り出そうとすると、年輩のその男は2本のペットボトルの水をくれた。
しばらく走ってくるとトンネルに差し掛かる。 中に入ってしばらく進むと、何か変な音がし始め、上から何かが降ってくる。 そして、突然頭上から轟音が鳴り響き、尋常じゃない揺れがジョンスを襲う。 ジョンスの脳裏に不安がよぎった瞬間、トンネルは崩壊し、車ごと生き埋めになってしまう。
ジョンスが目を覚ますと、周囲は巨大なコンクリートの残骸に囲まれていた。 手元にあるのはバッテリー残量78%の携帯電話、2本のペットボトルの水、そして娘への誕生日ケーキだけだった。
必至に電波状態の良い地点を探し、彼はすぐに救援を求める。 すぐに現場に向かうというレスキューの返事だった。 救助隊長のキム(オ・ダルス)らが現場に駆け付けるが、その惨状は想像を遥かに超えるものだった。 ジョンスが侵入した側は、入り口が全くつぶれていて、出口の方もまだ距離がある状態だった。
トンネル崩落のニュースは瞬く間に国内に広がり、セヒョンはまず娘を実家に預け、現場に向かうのだった…

監督はキム・ソンフン、前作は 「最後まで行く」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14814197.html で、警察の恥部をいろんな角度から描いたちょっとうすら寒い作品でしたが、今作は絶体絶命の男を描いた作品です。
主演はハ・ジョンウ、「お嬢さん」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14904418.html での詐欺師役が記憶に新しいです。 
そしてなんと言ってもペ・ドゥナですね。 ハリウッド作品にも進出している、今は世界的な女優になってきている彼女、「ジュピター」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12872123.html 「クラウド・アトラス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11029566.html が近作ですが、「人類滅亡計画書」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13706610.html というオムニバスにも出演。
邦画では「空気人形」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2105851.html 「リンダリンダリンダ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2123690.html でも観られます。 まあ今作は彼女が出ているから頑張って行ったようなもの(^^)
物語はこの後、外と中でのシーンが交互に展開されていきます。 トンネル内のジョンスは、かろうじて一定間隔で連絡を取り合い、水の残し方、ケーキの食べる頃合いを調節しながら、生き延びようと頑張りますし、外の救助隊、そして役人たちも世論の突き上げを受け、一人の命を救うため、上からと入口から2方向で掘り返し作業を進めます。
そして季節はだんだんと冬の色が濃くなっていき、雪や雨の過酷な環境の中、上からは、大きな風を起こす羽根の位置で当たりをつけ堀はじめ、やっともう少しのところまで来ます。
トンネル事故がなぜ起こったのか? すぐに手抜き工事が原因ということがわかります。 平然と見えないところまでチェックされないし、誰しもがやっていることと開き直る作業員。 こういうシーンは露骨ですね韓国映画は。
また指令をする大臣も、見ているのは世論だけで、現場に駆け付けた奥さんと記念写真を撮り、自分の保身しか考えていない。
必至なのは、最初にいろいろ連絡を取り合った救助隊長のキムだけに見えてしまいます。 しかしやっと掘り進んだ上からの通路が意外なことになって行きます。 そしてトンネルに埋まったのは、彼だけではありませんでした。
閉所恐怖症になりそうな作品、見ていて辛いサバイバル作品でした。

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いきなりトンネルが!

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電波状態の良い地点を探すジョンス

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救助隊長のキム

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そして奥さんも

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しかし現場はとんでもない状態

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貴重な水とわずかな食料で生き延びなければ

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