全国屈指の優秀な学生800人が通う日本一の名門校・海帝高校。 4月、新学期を迎え、赤場帝一(菅田将暉)はある夢を胸にこのエリート校に入学する。 彼の夢は、総理大臣になり自分の国を作ること。 政財界に強いコネを持つ海帝高校の生徒会長になれば将来の内閣入りが確約されると言われており、帝一はライバルを全員蹴落とし何が何でも生徒会長になると決めている。
しかし幼いころの帝一はピアノが得意で、海帝高校で生徒会長を争い、官僚になった父・譲介(吉田剛太郎)とは違った母親の優しくおっとりとした少年だった。 頭の出来はトップクラスだったが、親同様ライバルの東郷菊馬にはいつも苛められていて、幼馴染みの白鳥美美子がいつも助けてくれていた。
しかしある日を境に、彼は父の望むとおり、海底高校に進み、総理大臣を目指すことに発念するのだった。
その第一ステップとして海帝高校の生徒会長を狙う事にした帝一、横にはずっとシモベのように幼馴染みでずっと彼を慕う榊原光明(志尊淳)がいて、二人はルーム長と副ルーム長となる。 帝一は海帝高校入学時にトップの成績を誇り、海帝中学では生徒会長だったことから、海帝高校からも期待を寄せられている。
彼の人望は厚く、この学校にはいないタイプだった。 弾にもライバル心を持った彼は、一般入試の彼の成績を極秘に入手、彼と同じ時間で答案を回答し、僅差で勝った事に、プライドを保つのだった。
そして早くも新しい生徒会長候補の2年生に目をつける。 今の3年生から2年生にバトンが引き継がれるとき、そのグループにいることが、彼が生徒会長になる絶対条件だからだった。
現3年の生徒会長・堂山圭吾(木村了)から指名を受けた候補者3人、森園億人(千葉雄大)、本田章太(三河悠冴)、氷室ローランド(間宮祥太朗)が選出されるが、堂山が生徒会長になった時に尽力した氷室がなるだろうと推測をした帝一は、いち早く彼の犬となるのだが…
監督は永井聡、近作は 「世界から猫が消えたなら」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14145412.html 「ジャッジ!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10935900.html ですね。
たかが生徒会長、しかし生徒会長になれば、もしかしたら総理大臣の目も出てくるほどの名門校、逆にそれに敗れれば、トップ目が無くなるシビアな環境。 父が味わった苦汁を帝一が晴らすのか? 長いお話を、大分端折った感じでしたが、オチまで考えるとなかなか面白い作品でした。
各資料にはないんですが、帝一の幼い頃を演じていた少年、彼は本当にピアノが上手いんでは? 菅田君自身も特技の一つにしており、ラストシーン近くでは弾いているんですが、子役の子も相当に感じました。
物語は生徒会長の選挙戦が主な話になって行きますが、この駆け引きがなかなか見どころですね。 そして彼だけでなく、それは親たちの政争にも発展して巻き込まれていきます。
永野芽郁ちゃんがもっと活躍して欲しかったという気もしますが、他作品でしっかり見れたので良しとします(^^)
帝一が目指す生徒会長
父の汚名を晴らすため
幼馴染の美美子
そして2年生の生徒会長候補・森園
そして氷室
そして光明と行動開始