anttiorbの映画、映像の世界

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リメインダー 失われし記憶の破片

2015年作品、オマー・ファスト監督、トム・スターリッジ主演。

大きなケースを持った男(トム・スターリッジ)が階段を下りてきた。 タクシーを捕まえようとしているがなかなか捕まらない。 それを階段の上から見ている女(クシュ・ジャンボ)。
場所を変えようとした男だったが、そこに頭に落下物が、男はまともに当たり、瀕死の重傷を負ったのだった。
すぐに病院に運ばれた男は、奇跡的に一命を取り留める。 グレッグ(エド・スペリーアス)という男が頻繁に現れ、どうやら彼のために保証を取ろうとしているらしかった。
なんとか意識も戻り、リハビリを行い、不自由ながら生活がギリギリできるようになった男。 彼は事故に遭った直前の記憶が無くなってしまった。 彼の名はトム、しかし莫大な保険金を手にすることになる。 しかしその条件は、その前後のことに対して不問にすることだった。
記憶の大半を失ってしまったトムは、唯一頭に残っているのは、古い家の階段の上から階下の老母に手を差し出す少年のイメージだった。 しかしこの記憶が何なのか? 彼にはまったくわからない。
トムは、誤って家の電話線を引っこ抜いてしまい、公衆電話に電話を掛けに行く。 そこでは、クリストファー (ジュメイン・ハンター)という黒人が電話を待っていたが、そこに謎の男二人が現れ、トムに襲い掛かってくる。 クリストファーがその場を動画で撮ろうとしたので、二人は去って行くが、その時二人は事故直前に彼が持っていた大きなケースを探しているのだった。
そして、トムは過去を取り戻すため、事故で手にした保険金を元手に、そのイメージの再現ドラマを制作することを思い立つのだった…

“未体験ゾーンの映画たち2017” の中でもこれは異色作かもしれませんね。
監督はオマー・ファスト、多くの短編作品があるようですが、日本公開は初めてのようです。 主演はトム・スターリッジ、私は初めて見ました。
お話は、記憶の多くを失った代わりに多額の保険金が手に入った男のお話ですね。しかし現場に残された大きなケース、それが一体どこに行ったのか? そしてどうして、なにが空から降ってきたのか? さらに彼が断片的に頭に浮かぶ映像とは?
謎だらけで物語が進行していきますが、冒頭タクシーを拾う彼を見ていた女がキャサリンで、彼の世話をしに来るんですね。 どうやら彼の知り合いのようですが、それもはっきりしない。
保険金を得るために奔走したグレッグも、ちょっと謎めいていて、友達のように振る舞いますが、結構怪しい。 そして何よりも、ケースを必死に探し、彼を監視している屈強な二人の男たちですね。 どうやら警察のような感じなんですが。
そして彼は莫大な保険金を、自分の記憶を再現させるために使って行きます。 ここでまた切れ者の男を雇うんですが、アーシャー・アリが演じていますが、彼は何でも叶えてしまうんですね。
そして謎の結末、「プリデスティネーション」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12787628.html のような感じですかね?

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瀕死の重傷を負った男・トム

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この女が尋ねてくる

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この少年の映像が浮かぶ

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そしてこの男を雇い

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自分の頭に浮かぶ映像を再現していく

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そして銀行強盗も再現する

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