anttiorbの映画、映像の世界

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インフェルノ

2016年作品、ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演。

男(ベン・フォスター)が数人の男たちに追われ、高い塔に上っている。 そして最上階まで登った時、追い詰めた男(オマール・シー)が必死に場所を聞きただすのだが、追い詰められた男は、そこから身を投げ死んでしまう。
ハーバード大学教授のロバート・ラングドントム・ハンクス)は、イタリアはフィレンツェの病院の一室で目を覚ます。 彼にはここ数日間の記憶がなく、そして世界が灼熱地獄と化す幻影に悩まされていた。
彼の担当医の一人であるシエナブルックスフェリシティ・ジョーンズ)は、彼が頭部への銃撃による怪我が原因で記憶喪失に陥っているのだと告げる。 そこに警察が駆けつけたと知らせが入るが、それは女で、突然発砲、男性の医師が射殺される。シエナはラングドンの逃亡を手助けし、二人は彼女のアパートへ逃げ込むのだった。
シエナはとっさに彼の荷物を運び出しており、そこで記憶をたどるため、ラングトンの持ち物を調べ始めるのだった。 身の危険があるので、警察か、アメリカ領事館に連絡をする必要があるのだが、襲われた女が警察の格好をしていたことから、ラングドンは躊躇をしていた。
二人は所持品の中にダンテの 「インフェルノ」 をモチーフとしたボッティチェリの「地獄の見取り図」 に一部修正を加えた映像を映し出す小型のプロジェクター(ファラディー・ポンインタ)を見つける。 それは誰の持ち物であるかは、本人の指紋認証で明らかとなる。
それはラングドンによって開けられ、彼の所有物であることがわかる。 そしてそれが、バートランド・ゾブリストによって残された第一の手掛かりである事に気づく。 
彼は大富豪でもある遺伝学者で、その主張は 「過激な方策を以ってしない限り地球の人口爆発に歯止めをかける事はできない」 と言うものであったが、武装した政府部隊に追跡された際に自殺により命を絶った。
ラングドンシエナは、ダンテに取り憑かれたゾブリストが大量殺戮を可能とする 「インフェルノ」 なるウィルスを開発したのではと考える。 そして領事館に助けを求めることにしたが、場所は近くのホテルと伝えると、そこにはゾブリストを追いつめた男たちと、そしてあの殺し屋の女性・ヴァエンサ(アナ・ウラル)が現れる。
そしてラングドンはすぐに着替え、シエナと共に脱出、ゾブリストが隠したものを見つけるべく行動を開始するのだった…

前作 「天使と悪魔」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14507956.html から7年ぶりの作品となりました。 今回未見だったので、1作目の「ダ・ヴィンチ・コード」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14506076.html から順に見て行きましたが、ちょっと難解な1作目から、だんだん映画としては見やすく、サスペンス色が強くなった印象をこの3作目は受けました。
そして今作では、ロバート・ラングトン教授の謎解きの部分は一緒ですが、パートナーに一捻りある展開となりました。
シエナ役にはフェリシティ・ジョーンズ、最近やたら見かける彼女は、そう今劇場に行くと必ず流れている予告編 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」 の主演女優だからですね。
そしてもう一人、重要な女性でシセ・バベット・クヌッセンが、ラングトンの因縁のある存在として登場します。 体を張った演技が後半で観れて、行動的な女性を演じていました。
今作は、感染力が大変高いウィルスを巡るサスペンスですが、ベン・フォスター演じるゾブリストの伝える今の世界的な元凶は、事実に近い話ですね。 人口は止めどなく増え続け、いつか爆発するでしょうし、その時人類は何を選択するのか? 戦争か? 抑制か? それとも地球脱出か?
今のうちに人口を半減させるという過激な手段を講じようとする人間が出てもおかしくないかもしれませんね。

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ラングドンシエナは行動を開始

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ゾブリストの隠したものを

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しかし二人は追われている

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しかし隠された文字をたどり

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だんだんとありかに近づくのだが

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