anttiorbの映画、映像の世界

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恋はデジャ・ブ

1993年作品、ハロルド・ライミス監督、ビル・マーレイ主演。

テレビの人気天気予報官フィル(ビル・マーレイ)は、プロデューサーのリタ(アンディ・マクドウェル)、キャメラマンのラリー(クリス・エリオット)と共にパンクスタウニーにやって来た。 毎年この町では、2月2日に冬眠からさめたモグラのウッドチャックが春の到来を占うという言い伝えがあり、聖燭祭とされていた。
しかし、自己中心的なフィルはモグラの取材に文句たらたら。 午前6時、ラジオのDJがお祭りを告げる声で目を覚ましたフィルは民宿のおばさんや、通りで出会ったハイスクール時代の同級生ネッド(スティーブン・トボロウスキー)にも不機嫌な態度をみせ、町の広場へ向かうのだった。
そっけない中継を済ませ、仕事を終えたフィルたちが町を後にしようとした時、吹雪が この町を襲い道路は閉鎖、電話も不通という事態に見舞われた。 やむなくもう一泊することになり、翌朝がきてみる。
午前6時、昨日と同じようにDJは聖燭節のお祭りを告げ、おばさんは昨日と同じあいさつをし、通りでネッドに会い、何もかもが昨日と同じ。 そしてまた吹雪に閉じ込められ、また一泊。するとまた同じ一日が?
どうやら彼は、この時間の繰り返しに陥ってしまったらしい。 パンクスタウニーの町を出ることもできないフィルは、トラブルを起こし警察に逮捕されるが、やはり翌朝も同じ宿のベッドの上で2月2日を迎える。
フィルは、前日の失敗をなかったことにして何度でもやり直せるという自分だけの特権を活用し、町の人々のプロフィールや1日の行動を調べていく。 そうして得た情報を用いて行きずりの異性を口説き落としてみたり、犯罪を成功させて大金を得たりしながら満足を得ようとする。
そして彼は、リタを口説き落そうと何度もトライしていくのだった…

今でこそ、笑いもそうですが、枯れた演技をするようになってきたビル・マーレイ。「ヴィンセントが教えてく れたこと」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13429982.html はちょっと泣けましたし、「ミケランジェロ・プロジェクト」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13640884.html では必死にナチスからお宝を守るために奮闘している役でしたね。
今作は今から20年ちょっと前のラブコメ、SFの要素を取り入れた、恋愛ドラマですね。 彼は結構、恋愛の主役をやっているように感じます。 もちろん基本コメディアンで、笑いの要素はどこかで入ってきますが、結構2枚目を演じますね。
監督はハロルド・ライミス、そう「ゴースト・バスターズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14355208.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14357139.html でコンビを組んだ彼の作品なんですね。 多くの作品で脚本参加をしていますが、監督作品も数本あります。
この設定の物語は多くの作品で見られます。 時の狭間に落ちたのか?同じ時間帯を繰り返すというのは、新しいところでは、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11847804.html がそうでしたし、無限ループは取り入れやすくお話になりやすいところですね。 楽しんでいるうちはいいですが、脱出できないことがわかったら、精神を病んでしまうでしょうね。 今作品のフィルも一時はそうなってしまいます。
しかし彼は、ある絶対侵せない自然の法則にぶち当たり、今までの考えを改めていくんですね。 ここはちょっと彼の行動に感動を覚えるところでしたが。
普段けっこうちゃらんぽらんな笑わせる役の彼が、ちょっと踏ん張った役をすると、さすがに映えますね。

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旧友が話しかけてくる

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しかしループに入ったことに気がつく

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開き直ったフィルは彼女にアタック

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しかし彼は何かに気がつく

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そして・・・

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