anttiorbの映画、映像の世界

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ゲッタウェイ


刑務所内の作業所。 機織りをするような音がし、作業所以外ではチェスや運動をする人がいた。 もう4年、刑務所にぶち込まれている銀行強盗犯のカーター・ドク・マッコイ(スティーヴ・マックィーン)。
彼は、刑務所暮らしを止めたくて、面会にきた妻キャロル(アリ・マッグロー)に顔役ベニヨン(ベン・ジョンソン)のところへ行き俺を売れ!と伝えた。
そのおかげで、マッコイは晴れて仮出所の身となった。 妻キャロルが迎えに来てくれ、久しぶりに公園で夫婦水入らずの時間を過ごした。
だが、再び、顔役ベニヨンに呼ばれ、銀行強盗をするはめになってしまう。 計画では、顔役ベニオン のほか、2人の殺し屋ルディ・バトラー(アル・レッティエリー)とフランク・ジャクソン(ボー・ホプキンス)が加わることに。
妻キャロルも車の運転など後方支援の形で、夫を援護した。 爆弾を銀行に仕掛けて、楽に大金を奪えると思っていたマッコイたちだったが、仲間の1人が警備員を殺したのをきっかけに事態は大きく変わってゆく。
ルディが、75万ドルを独り占めしょうとして、ジャクソンを殺したのだった。 金の引き渡し場所でマッコイも狙われるが、その時、75万ドルあったはずの金は50万ドルしか入っていなかった。
そればかりではなく、妻キャロルはマッコイを裏切っていたのだ! その後、妻キャロルがボスを殺し、マッコイは妻と共に逃亡した・・・

サム・ペキンパー監督とスティーブ・マックイーンのコンビの2作目。 監督の作品を見るのは 「キラー・エリート」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13725920.html くらいで、脚本参加で 「ボディ・スナッチャー/恐怖の街 」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14299055.html ですかね。
まあ主演のマックイーンは、今後も多くの作品を見ていくでしょうが、意外にも彼の作品で遺作となった 「ハンター」 は劇場に見に行っているんですね。
物語は、銀行強盗を企てる中で、仲間割れが起こり、三つ巴の逃走劇なんですね。
強盗の依頼主のベニヨン一派と、金を独り占めにしようとするルディ、そしてマッコイとキャロルの夫婦。 しかし微妙なのはマッコイとキャロルの間なんですね。
一旦裏切る姿を見せたキャロル、しかしその後二人の逃走劇は続行されます。 それは、大金を持っているからなのか、まだ二人の間には通じるものがあったのか、なんとなく微妙な空気が流れる中、警察、ルディ、ベニヨンと戦いながら二人は国外脱出を目指していくんですね。
大概こういう展開では、最後が悲劇になりそうなんですが、私が見たバージョンは意外にも脱出成功でしたが、別エンディングがあるという話も?
ラストに登場する親父が味わい深かったですね。 スリム・ピケンズ演じる、カーボーイとしてクレジットされていましたが、大金をもらって国境に喜びながら歩いて行く姿が何とも楽しそうなんですね。
ペキンパー作品はまた機会あればと思っています。

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刑務所から出所した彼は

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妻と逃亡することになる

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しかし二人の間には微妙な空気が

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狙われる二人

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果して逃げ切れるか?

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